【ロシアゲート疑惑】FBデータ利用の英分析会社に関心 モラー米特別検察官 ロシア疑惑の弁護団長は辞任 - 産経ニュース

【ロシアゲート疑惑】FBデータ利用の英分析会社に関心 モラー米特別検察官 ロシア疑惑の弁護団長は辞任

ニューヨークの裁判所を出るダウド弁護士=2011年5月11日(ロイター=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領がモラー特別検察官によるロシアの米大統領選干渉疑惑の捜査が終結しないことにいらだちを強めている。トランプ氏がFOXニュースでロシア疑惑捜査を批判してきたディジェノバ弁護士を同疑惑の弁護団に加えたのを受け、弁護団のリーダーが22日に辞任。新たな「疑惑」も浮上し、トランプ氏がモラー氏の解任に踏み切るのではないかとの憶測も広がっている。
 AP通信は22日、モラー氏のチームが2016年大統領選のトランプ陣営と英データ分析会社ケンブリッジ・アナリティカ(CA)のつながりに関心を示していると報じた。元陣営幹部に対して、激戦州での有権者データの活用戦略について尋ねたという。
 トランプ陣営と取引のあったCAは、交流サイト、フェイスブック(FB)の5千万人分を超える個人情報を不正に利用したとして問題視されており、野党・民主党はFBのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に議会証言を求めている。ザッカーバーグ氏は21日のCNNテレビ番組で、データの流出を謝罪するとともに、証言の用意があると述べた。
 CAでは、トランプ陣営の選対最高責任者を務めたバノン前首席戦略官兼大統領上級顧問が副社長を務め、16年に陣営から約600万ドル(約6億3千万円)の支払いがあったと伝えられている。FBの個人情報は英国の大学教授が研究名目で正規に入手し、CAに渡し、同社が選挙運動に使ったとされる。CNNテレビなどは、大学教授がロシアの大学とつながりを持っていると報じている。
 民主党のウォーナー上院議員はツイッターで、ロシアがデータを大統領選にからむ政治広告に関して使った可能性があるのではないかと指摘している。
 これに関連し、ロシア疑惑に関するトランプ氏の弁護団を率いて、モラー氏との交渉に当たってきたダウド弁護士が22日、辞任した。米紙によると、トランプ氏が最近、ダウド氏の進言を無視するようになったことが原因だという。
 トランプ政権は16日、ロシア疑惑に携わった連邦捜査局(FBI)のマケイブ前副長官を免職処分にしたばかりで、共和党のマコネル上院院内総務やライアン下院議長はトランプ氏がモラー氏を解任することを懸念し、最後まで捜査させるべきだと主張している。