【露大統領選】米欧と対決、求心力に プーチン氏長期政権の前途多難 - 産経ニュース

【露大統領選】米欧と対決、求心力に プーチン氏長期政権の前途多難

自身の選挙対策本部で演説する4選を果たしたウラジーミル・プーチン露大統領=18日、露モスクワ(AP)
18日、モスクワ中心部の広場で開かれた集会で演説するロシアのプーチン大統領(ロイター)
自身の選挙対策本部で演説する4選を果たしたウラジーミル・プーチン露大統領=18日、露モスクワ(AP)
自身の選挙対策本部で演説する、4選を果たしたウラジーミル・プーチン露大統領=18日、露モスクワ(AP)
自身の選対本部で、スタッフと行ったミーティングを終えた後、記者会見するウラジーミル・プーチン露大統領=18日、露モスクワ(AP)
スタッフと自身の選対本部で会議を行った後、記者会見するウラジーミル・プーチン露大統領=18日、露モスクワ(AP)
 18日のロシア大統領選でプーチン氏は難なく続投を決めた。選挙戦では米欧との敵対関係を強調し、国を守る「戦時指導者」として求心力を高める危険な手法を選んだ。経済低迷や貧富の差に庶民の不満は根強い。実質24年間に及ぶことになった長期政権の針路は硬直化し、前途は多難だ。
 投票前日、英国での元ロシア情報機関員の神経剤襲撃事件で、英外交官を追放する報復措置を発表。自ら外交政策を縛り、米欧との関係改善の道は一層不透明になった。
 ロシア最大の弱点である経済が抱える問題は深刻だ。国内総生産(GDP)は米国の約7%、中国の約11%で、経済規模が圧倒的に小さい。富の大半を政権周辺の少数有力者が独占。ガスと石油に依存した産業構造の転換も進まない。
 選挙公約となった1日の年次報告演説で、プーチン氏は労働生産性を毎年5%上げ、10年後に先進国に追いつくと宣言した。しかし、前回選挙でも同様の約束をしたが、果たせていない。(共同)