大国ロシア復活が旗印 現代の皇帝プーチン氏、最後の6年

露大統領選
18日、モスクワで演説するロシアのプーチン大統領(タス=共同)

 2000年からロシアを掌握する指導者が、さらに24年までの任期を確保した。堅固な1強体制から「現代の皇帝(ツァーリ)」とも称されてきたクレムリンの主が、「大国ロシアの復活」を旗印に、大統領として最終任期の6年に突入する。

 長引く欧米との政治対立で名指しの批判にさらされても「ロシアの国益を守る」と譲らない。長期支配批判にも「最初で最後の任期のように積極的に働く」と反論する。

 米大統領選への介入、英国での元ロシア人スパイの神経剤襲撃事件などでは“首謀者”の悪印象が欧米で広がるが、直接交渉した外国の政治家らからは「うその約束、脅しはしない」「人情に厚い」との評価もあり、その人物像は多様だ。

 旧ソ連の秘密警察、国家保安委員会(KGB)で勤務し、1985年から約5年を旧東ドイツで活動した。少年時代から続ける柔道は黒帯の腕前。講道館柔道の創始者、嘉納治五郎を尊敬し「ロシアほどでないが日本を愛している」と言う。(共同)