トランプ氏、セッションズ司法長官を非難「恥ずべき決定」 ロシア疑惑捜査で不満

 
キリスト教福音伝道師、ビリー・グラハム氏のお別れ式でリンゼイ・グラハム、ロン・ジョンソン両氏ら共和党上院議員と歓談するジェフ・セッションズ司法長官(右)=2月28日、米ワシントンの連邦議会円形大広間(ロイター)

 トランプ米政権のロシア疑惑の捜査が政治偏向し、不適切な通信傍受が行われたと与党共和党が主張している問題で、トランプ大統領は2月28日、ジェフ・セッションズ司法長官が司法省の監察官に通信傍受の問題を調査させると表明したことにツイッターで不満を表明し、セッションズ氏の決定を「恥ずべきだ」と非難した。

 トランプ氏は民主党のオバマ前政権下でホロビッツ監察官が就任したことを問題視し「なぜ司法省の法律家を調査に使わないのか」と指摘。ホロビッツ氏が調査すれば、民主党寄りの結果が出かねないと懸念しているとみられる。

 セッションズ氏は28日の記者会見で「司法省は公正で公平な立場で職務を行う」と反論した。セッションズ氏は以前にもロシア疑惑捜査を巡ってトランプ氏から非難されて辞任観測が出たが、会見で「誇りを持って職務を続ける」と表明した。

 共和党が作成し2日に公開された文書は、連邦捜査局(FBI)と司法省がトランプ陣営幹部の通信傍受を行う令状を取得する際、根拠として示した情報の提供者が民主党から資金提供を受けていたことを裁判所に伏せていたと指摘し、外国情報監視法に反すると批判した。(共同)