FBIに令状不適切取得の疑い 露疑惑でメモ公表へ

ロシアゲート疑惑
米下院情報特別委員会のニューネス委員長(AP)

 【ワシントン=加納宏幸】米ホワイトハウスのケリー大統領首席補佐官は1月31日、ロシアの米大統領選干渉疑惑で連邦捜査局(FBI)が捜査令状を不適切に取得した疑いを示す下院情報特別委員会のメモを近く公表すると表明した。FOXニュースのラジオ番組で語った。早ければ2月1日にも公表される可能性があるという。

 メモは同委員会のニューネス委員長(共和党)が作成した。FBIが2016年の大統領選でトランプ陣営の幹部だったカーター・ページ氏の通信傍受を実施した際、外国情報監視法を乱用して令状を取得したとする内容とされる。

 同委員会は29日、メモの公表を決め、トランプ大統領の判断を待つだけとなっている。しかし、メモには機密情報が含まれるとされており、FBIは31日、メモの正確性に関して「深刻な懸念」があるとする声明を出して、公表を差し控えるよう求めた。

 FBIをめぐっては捜査の中立性を疑わせる動きが明るみに出ている。トランプ氏に近いニューネス氏には、メモの公表でFBIのロシア疑惑捜査が不適切に行われていると印象付ける狙いがあるとみられる。