バノン氏に召喚状 モラー特別検察官

ロシアゲート疑惑
スティーブン・バノン氏(UPI=共同)

 【ワシントン=加納宏幸】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は16日、ロシアの米大統領選干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官が先週、トランプ政権で首席戦略官兼大統領上級顧問を務めたスティーブン・バノン氏に大陪審で証言させるため、召喚状を出したと伝えた。

 同紙によると、検察官が捜査対象を大陪審に召喚するのはまれで、バノン氏が捜査の対象から外れている可能性があるという。実際には召喚を見送りバノン氏の証言を断念する代わりに、捜査に協力させる戦術の一環との見方も出ている。

 バノン氏は同日、ロシア疑惑を調査する下院情報特別委員会の非公開の聴取に応じた。同氏は最近発行された政権の暴露本で、トランプ大統領の長男ジュニア氏らのロシア側との接触を「反逆的」と非難しており、モラー氏は政権中枢にいたバノン氏の情報に期待しているとみられる。