トランプ大統領の娘婿、クシュナー氏の役割を重点捜査 FBI長官解任でモラー氏

ロシアゲート疑惑
ジャレッド・クシュナー大統領上級顧問(AP)

 米CNNテレビは2日、ロシア政府による昨年の米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官のチームが、トランプ大統領の娘婿、クシュナー大統領上級顧問がコミー前連邦捜査局(FBI)長官の解任に果たした役割に強い関心を寄せ、関係者への事情聴取で重点的に質問していると報じた。クシュナー氏側はチームに関連記録を任意提出した。

 トランプ氏は今年5月、選挙干渉疑惑でロシア側とトランプ陣営による共謀の有無を調べていたFBIのトップだったコミー氏を突然解任、自身に不利な捜査の阻止を狙った司法妨害との指摘が出た。

 モラー氏は共謀疑惑に加え、トランプ氏による司法妨害の疑いも詳しく調べている。ホワイトハウス中枢に捜査を拡大したとみられ、トランプ氏が反発を強めそうだ。

 ホワイトハウスに近い関係筋は、クシュナー氏自身は捜査のターゲットではないとの認識を示した。

 CNNによると(1)クシュナー氏がコミー氏解任をトランプ氏に積極的に進言した(2)トランプ氏が解任を1人で決めクシュナー氏らは反対せず同意しただけ-の両説ある。

 クシュナー氏は選挙中の昨年6月、トランプ氏の長男ジュニア氏が民主党から出馬したクリントン氏に不利な情報を求めてロシア人弁護士と面会した際にも同席するなど、トランプ氏陣営とロシアの接点にたびたび浮上。重要な情報を握っているとの見方が強い。(共同)