「英国には優位性ある」 来日のフォックス国際貿易相、先行き懸念の払拭アピール

英EU離脱
英国のフォックス国際貿易相インタビュー=1日午前、東京都千代田区(桐原正道撮影)

 来日中の英国のフォックス国際貿易相は1日、産経新聞などの取材に応じ、日本との経済関係について「英国にとって最も重要な貿易相手国のひとつだ」と強調した=写真(桐原正道撮影)。欧州連合(EU)離脱による英国経済への先行き懸念が高まっていることに対し、法制度や労働者の質といった投資環境で「優位性がある」と述べるなど懸念払拭に努めた。

 フォックス氏は、安倍晋三首相と会談したメイ英首相とともに日本を訪問した。首脳会談について「両首相は相性が合った」と評価。EU離脱方針決定後も日本から英国への積極的な投資が続いている実態を示した上で、今後も両国関係が深まることに期待した。

 7月に大枠合意した日本とEUの経済連携協定(EPA)について「成功を望む」と発言。同EPAが日英間の通商関係に関する議論の「出発点」になるとの考えを示した。

 EU離脱交渉に関して「(通商関係などの)最終形について、EUがまだ話し合いを始めていない」とし、EUの対応に不満をのぞかせた。その上で「オープンで自由な通商環境を続けていきたい」との姿勢を打ち出した。(三塚聖平)