トランプ氏と選挙陣営トップの事業を調査 モラー特別検察官 セッションズ司法長官は解任せず

ロシアゲート疑惑
モラー特別検察官(AP=共同)

 【ワシントン=加納宏幸】米ブルームバーグ通信は20日、ロシアの米大統領選干渉疑惑を捜査しているモラー特別検察官が、トランプ大統領や大統領選で選対本部長を務めたマナフォート氏らの会社のロシア関連取引を調べていると報じた。

 トランプ氏は19日のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、モラー氏が疑惑と関係のない自らや家族の財務状況を調べれば、「レッドライン(越えてはならない一線)を越える」として解任する意向を示唆。対抗姿勢をあらわにしている。

 同通信によると、モラー氏は(1)トランプ氏が運営していた「ミス・ユニバース」のモスクワ開催(2)ロシア人資産家に対する南部フロリダ州の邸宅売却-などを調べている。マナフォート氏によるマネーロンダリング(資金洗浄)も捜査の視野に入れているという。

 一方、トランプ氏が干渉疑惑捜査への関与を辞退したセッションズ司法長官を強く批判した問題に関し、サンダース大統領副報道官は20日の記者会見で、トランプ氏がセッションズ氏を「信頼している」とし、解任の可能性を否定した。セッションズ氏は20日の記者会見で、司法長官を辞任する考えはないと述べた。