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Facebookを利用する10代が「不適切な広告」に狙われる:消費者団体の実験で明らかに

 Facebookを利用している10代のユーザーに「不適切な広告」が表示される可能性があることが、非営利の消費者団体の実験によって明らかになった。実験では飲酒やドラッグ、ギャンブル、喫煙、異常な食生活を肯定する広告が簡単に承認されており、チェック体制の実効性が問われている。

TEXT BY SIDNEY FUSSELL

WIRED(US)

JUSTIN PAGET/GETTY IMAGES
JUSTIN PAGET/GETTY IMAGES

Facebookを利用しているティーンエイジャーが、飲酒やドラッグ、ギャンブル、喫煙、異常な食生活を肯定する広告のターゲットになりうる--。こうした可能性が非営利の消費者団体のプロジェクトによって明らかになった。

非営利団体「Campaign for Accountability」が進めているプロジェクト「Tech Transparency Project(TTP、テクノロジーの透明性に関するプロジェクト)」において、このほど6件のテスト広告を作成した。これらの対象ユーザーを13~17歳と設定してフェイスブックに提出したところ、同社はすべての広告を数時間以内に承認した。なかにはドラッグパーティーの宣伝が含まれていたが、これは提出からわずか43分で承認されたという。

「これは簡単に修正できることで、フェイスブックはずっと前に対応しておくべきでした」と、TTPのディレクターであるケイティ・ポールは言う。「単に見過ごしていたのか、利益のためにあえて放置していたのかは問題ではありません。いずれにせよ、まったく許容できないことです」

ティーンエイジャーにも不適切なラベル付け

わたしたちがFacebookを含むウェブを閲覧しているとき、その行動はフェイスブックのアルゴリズムによって追跡されている。そしてユーザーは、政治的な傾向や好きな音楽、関心・趣味など、追跡結果に応じてカテゴライズされる。特定のグループに合わせて作成した広告を表示したいという広告主を、こうして引きつけるのだ。

多くのユーザーは気づいていないが、人種から性的指向、さらに交際状況まで、フェイスブックはユーザーのどんな情報であってもオンラインの行動から推測できる。さらに、ユーザーの分類に使われるカテゴリーには未成年にふさしくないものも含まれている。

TTPの報告によると、フェイスブックはネット上での行動に基づいて、ティーンエイジャーを「アルコール飲料」「極端な減量」「たばこ」といった関心カテゴリーに振り分けている。独身だった場合には出会い系サイトの広告の対象になる場合もあるという。

基本的にはFacebookのすべてのユーザーが興味・関心のカテゴリーに振り分けられているが、18歳未満は成人向けの特定のカテゴリーには分類されないことになっている。ところがフェイスブックは遅くとも2014年から、子どもたちに不適切な広告を表示しているとして非難に晒されてきた。それが19年になっても依然として子どもたちに「たばこ」や「アルコール飲料」といった関心ラベルが付与されていることが、『ガーディアン』紙の調査で明らかになっている。

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