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これからはフィットネスも“在宅”に? 家庭用マシンで攻勢をかける新興メーカーたち

 コロナ禍でフィットネスクラブに通わず、自宅でワークアウトする人が米国では急増している。こうしたトレンドに乗って攻勢をかけているのが、エクササイズバイクやトレッドミルで知られるPelotonなどの新興メーカーだ。スマートに進化した家庭用マシンを次々に投入して普及を加速させようとしているが、それは必ずしも「ジムの終焉」にはつながらないかもしれない。

TEXT BY LAUREN GOODE

TRANSLATION BY NORIKO ISHIGAKI

WIRED(US)

Pelotonの新しいエクササイズバイク「Bike+」は2,495ドル(約26万4,000円)で、新たに回転式タッチディスプレイを備えた。新型のトレッドミルは来年初頭に発売予定だ。PHOTOGRAPH BY PELOTON
Pelotonの新しいエクササイズバイク「Bike+」は2,495ドル(約26万4,000円)で、新たに回転式タッチディスプレイを備えた。新型のトレッドミルは来年初頭に発売予定だ。PHOTOGRAPH BY PELOTON

コネティカット州ブルームフィールドに住むジョンとエリカのミルズ夫妻は、かつて3つのスポーツジムの会員だった。ソフトウェア設計を手がける50歳のジョンはジムでウェイトトレーニングに励み、妻のエリカはインドアサイクリングの教室に参加していた。それでも、あちこちでPelotonの広告を見かけるたび、ジョンはどこか興味を引かれていた。

こうして2016年10月、ジョンは思い切って妻のためにPelotonのエクササイズバイクを購入した。すでに巣立った子どもたちが遊び場にしていた部屋にマシンを置き、間に合わせのジムにしたのだ。

Pelotonではフィットネスのクラスが動画で配信され、マシンに付属するタブレット端末で再生できる。この動画を子ども部屋の巨大なプロジェクターのスクリーンで見られるようにすることも、標準機能にあるAndroidのストリーミング設定ですぐにできた。

さらに18年になってPelotonが高価格帯のトレッドミルを発売すると、ジョンはそれも購入した。さらに19年の終わりには、大枚をはたいて2台目のバイクを手に入れた。

そして新型コロナウイルスが米国を襲い、今年3月には大勢の人が家から出ない生活を余儀なくされた。それを考えると、ミルズ夫妻は自宅でワークアウトする“ホームジム”のトレンドをかなり先取りしていたことになる。

自宅で運動するという新たなトレンド

ふたりは会員だったスポーツジムを退会した。このまま自宅で運動する環境を構築していくほうがいいだろうと、結論を出したのだ。子ども部屋の床の張り替えの検討を始め、ダンベルを購入し、著名なプロダクトデザイナーのイヴ・ベアールが手がけたフィットネスマシン「Forme Life」を予約注文した。

Forme Lifeは、ウェイトトレーニングシステムを搭載したスマートミラーである。ミルズは4,000人以上が登録するFacebookグループ「Run, Lift & Live」のメンバーだが、ここでいま話題に上っているのが、こうしたオンラインで利用するオールインワンタイプのフィットネス製品だ。

「3月から4月ごろは、『もうジムには絶対に行かないつもり』という人と、『しばらく家で運動するしかないのはわかっているけど、ジムで人と交流できるところが好きなのでいずれ戻りたい』という人に二分されていました」と、ミルズは振り返る。「でもいま、Facebookグループでの会話は『Tempoってどんな感じ? Tonalはどう? Carbonの発売開始はいつ?』といった話題でもちきりです。ジムを話題にする人なんていません」

もっと気軽に自宅でフィットネスを

Pelotonが新製品を発売するに当たって活用したいのが、まさにこうした志向だ。ニューヨークを拠点とし8年前に設立された同社は、これまでに100万人を超える有料の登録ユーザーを集め、ライヴストリーミングとオンデマンド配信を併用してフィットネスのクラスを提供してきた。まさに新型コロナウイルス禍におけるサクセスストーリーの一例といっていい。

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