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あなたに最適化された音声ニュースを生成する“ラジオ番組”を、グーグルがつくろうとしている

 グーグルがこのほど、さまざまなメディアからニュースを集めてユーザーに最適化し、音声で配信するサービスを米国で開始した。多様なニュースを本物のキャスターが読んでいるかのように聴かせてくれる新しい体験は、情報源であるメディアにどう対価を払うかというニュースアグリゲーションにつきものの課題にも直面している。

TEXT BY BOONE ASHWORTH

WIRED(US)

ILLUSTRATION BY ELENA LACEY
ILLUSTRATION BY ELENA LACEY

コンピューターが生成した楽曲のプレイリストが自分のためだけにつくられたと感じられるとしたら、世の中の大半の人々はそれを聴くことがどれだけ楽しいのか知っている。こうしたオーダーメイドのオーディオ体験を、グーグルは今度はニュースで生み出そうとしている。

これまでグーグルは、さまざまな報道機関からニュースを集め、ひとつの連続した音声フィードとして再生するニュースアグリゲーションサービス「Your News Update」を提供してきた。好みの報道機関の記事をテキストで届けてくれる「Feedly」や「Flipboard」のようなサービスの音声版だと思ってもらえばいい。

このサービスをグーグルは、よりシームレスな聴取体験のために刷新した。すべてのニュースを一度に聴いても、異質なニュースの寄せ集めを聴かされていると感じなくて済むようにするためだ。

プレイリストはユーザーごとにパーソナライズされており、一つひとつが公共ラジオで耳にする典型的なニュース番組を模して構成されている。最初に主要なニュースのヘッドラインが流され、徐々により長く、より詳しいニュースへと移行していく。

たったひとりのためのニュース番組

グーグルの目標は、ラジオ番組やポッドキャストの抜粋、そして記事の読み上げをミックスして、たったひとりのリスナーのためにシームレスな90分の番組をつくることにある。

「ポッドキャストの概念を拡張したいと考えています。よりニュースらしいコンテンツでありながら、それを見つけるために苦労しなくて済むようにしたいのです」と、Google ニュースのプロダクト・マネジャーのリズ・ガンズは言う。「人々は自分にとって便利な方法でニュースを聴きたいと思っています。だからポッドキャストの人気が急上昇しているのです」

この機能は昨年11月に「Google アシスタント」で提供が始まったが、当初は音声による読み上げの面で課題があった。今回は新たに改良されたデジタル音声とともに、グーグルのAndroidアプリ「Podcasts」で提供が始まった[編註:現在は英語版のみ]。なお、iOS用のアプリ「Google Podcasts」では、グーグルによると「まもなく」始まるという。

あなたのためにパーソナライズされたプレイリストは、グーグルがもつ潤沢なユーザーデータに基づいて、あなたが応援しているスポーツチームのニュースを流してくれるかもしれない。グーグルに位置情報の追跡を許可していれば、地元メディアのニュースを聴かせてくれるかもしれない。

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