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ボルボの高級EV「ポールスター2」は電気自動車のあるべき姿を体現し、テスラを脅かす存在になった:試乗レビュー

結果としてできあがったのは、いわばAndroidベースのおしゃれなタブレット端末で、ホーム画面には一度に4つのアプリが表示される。多くの車載システムと違って直感的な操作が可能で、タブレット端末を使ったことのある人なら、ナビゲーションを含め誰でも簡単に使いこなせるだろう。

そして、もちろん「Google アシスタント」も使える。Spotifyで好きな音楽を聴く、カーナビで目的地を設定する、テキストメッセージを送信する、エアコンの温度を調整するといったことが、すべて音声コマンドだけでできるのだ。極端な話、ポールスター2はブレーキとアクセルのついた巨大なスマートスピーカーだと考えてもいい。このスピーカーは1回充電すれば、軽々と300マイル(約483km)を走ってくれる。

とはいえ、ポールスターがいかによくできたクルマであっても、搭載されたGoogle アシスタントは標準的なシステムと同じである。このため、「すみません、よくわかりません」と言い返される事態は頻繁に起きる。それに、まったくわけのわからない反応が返ってくることも、たまにある。

また、すべてが音声コマンドでできるようになっているわけではない。例えば、シートヒーターをオンにすることは音声コマンドで可能だが、その温度調節はタッチスクリーンでなければできない。アプリ「TuneIn Radio」をインストールしておけばラジオは聴けるが、デジタルラジオ局は音声コマンドでは検索できない。さらに、クルマのトランクの開閉も音声コマンドには非対応だ。

音声コマンドを導入するのであれば、個人的にはすべて対応させてほしいと思う。シートヒーターの温度調節やデジタルラジオなどは、開発のどこかの段階で音声コマンド対応にしないという決断があったのだろうが、それほど難しいことではないはずだ。

まだ発展途上なシステム

ポールスターのGoogle UXシステムの責任者であるアロカ・ムッドゥクリシュナによると、車載システムはまだ完成状態には達していない。例えば、ナビゲーションアプリ「Waze」などをダウンロードして使えるようにするなど、今後も進化させていくという。

さらにムッドゥクリシュナは、ユーザーからのフィードバックに基づいて新たな機能を追加していきたいとも説明している。ユーザーがどのような走りをしているかといったデータが増えれば、1回の充電で走行可能な距離を延ばすようにソフトウェアを改良することもできるだろう。

また今後は、ホーム画面のデザインを変更したり、よく使うアプリを直接開いたり、地図表示をフルスクリーンにしなくてもいいようにしたりといった変更が加えられていくという。ほかにも、充電スタンドで待っていなければならないときに映画やテレビを観られるよう動画配信プラットフォームとの連携を進めている。

こうした試みがうまくいけば、ポールスター2の車載システムの使い勝手はさらによくなり、他メーカーのインフォテインメントシステムとの差は広がっていくだろう。

唯一の残念な点

一方で唯一残念なのは、「レベル3」の自動運転には対応していないことだ。これだけ力を入れて自動車の未来を描こうとしているモデルなのに、自動運転ができないのはおかしな気がする。

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