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新型「iPad Pro」は、“新しい種類のノートPC”へと進化しようとしている:製品レビュー

アップルがARに賭けている証拠がもっと必要なら、新しいiPad Proは「U1」チップも搭載していることを指摘しておこう。U1チップは屋内で正確な位置追跡を可能にするもので、少なくともファイル共有機能「AirDrop」で方向を検知するために使われている。アップルは、U1について「リビングルームほどの空間で機能するGPS」と説明している。

つまり、ソフトウェアが追いつき、AR専用ハードウェアをアップルが披露するときまでに、アップルはARのエコシステムにスマートフォンとタブレットを加える準備をしておきたいのだ。そうしたエコシステムの構築をアップルが進めていることは、明らかと言っていい。

最高のiPad体験

それでは、iPad Proで最も改良された点に話を進めよう。それはiPadシリーズ全体における最大の改良点でもある。アップルはこの数年、タブレット用OSでマウスとトラックパッドを機能させる方法の開発に取り組んでいたが、「iPadOS 13.4」でついに結実した。

こうして対応するマウスやトラックパッドをiPadで使えるようになったわけだが、この体験には世の中の流れを変える力がある。2018年に旧型iPad Proをレビューした際には、OSによる制約に大きな問題のひとつがあると指摘した。そしていま、開発の成果が現れた。アップルは、「Apple Watch」や「AirPods Pro」のときと同じように、iPad OSの問題を少しずつ解消し、ついに大きな問題を解決するに至ったのである。

iPad Proとトラックパッドをタッチ画面と組み合わせて使うのは、タッチ画面だけの場合よりもはるかにいい。これまでのなかでも段違いに最高のiPad体験だと言いたいところだ。

表示される選択肢を正しく選ぼうとして、画面を突っつく必要はもうない。クリックすればいいのだ。3本指で上にスワイプするとホーム画面に移動するようなその他の対応ジェスチャーも自然なので、数分ではなく数秒のレベルで新機能に適応できる。

テキストフィールドのハイライトやスプレッドシートのセルなど、指しているものに応じてカーソルの形が変わるのは心地よく、おかげで何を指しているのか正確に把握できる。すべてが考え抜かれていると言っていいだろう。おなじみではあるが重要なこの機能の追加にアップルがじっくり時間をかけたのも、これなら許されるかもしれない。

いくつかの小さな問題

とはいえ、小さな問題はある。iPadをMacのふたつ目の画面にできる機能「Sidecar」を起動して使う場合、iPad側のトラックパッドやマウスでふたつのディスプレイを行き来することはできない。これは、Macがメインのコンピューターとして扱われるからだ。

また、状況によってカーソルの形が変わる機能は、いまのところアップル製アプリとの組み合わせが多い。例えば「メモ」アプリでは、ゴミ箱にカーソルを合わせるとゴミ箱のアイコン全体がハイライトされる。だが、同じことをしても「Gmail」ではそうはならない。

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