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オフィスの席に仕切りを設けて“半個室”に? 業務再開を目指す企業が採用する「濃厚接触」の防止策

 米国では多くの企業がオフィスでの業務再開に向けて検討を始めているが、ここにきて仕切りで区切られた半個室が注目されている。1980年代に一般的だった半個室は、スタートアップが勃興してきた2000年代以降に時代遅れとされ姿を消した。ところが、低コストで新型コロナウイルスの感染拡大を抑えられる手段として、再び注目されているのだ。

TEXT BY WILL KNIGHT

WIRED(US)

VASILYEVD/GETTY IMAGES
VASILYEVD/GETTY IMAGES

オフィスのなかに、仕切りで区切られた半個室(キュービクル)が“復活”しようとしている。

米国で数千社の企業が業務再開を検討するなか、経営陣たちはオフィススペースを再構築する最善の方法について思案している。オフィスは一般的にコストを最小限に抑え、対面でのやり取りを重視するように設計されてきた。こうしたデザインは新型コロナウイルスを拡散しうることから、見直しを図ろうとしているのだ。

一部の企業はソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)の強制適用や濃厚接触の追跡のために、ハイテクを用いた手法を検討している。例えば、IDカードと位置情報監視アプリの連動、人工知能(AI)対応の監視カメラ、ハイテクを利用した健康チェックといったものだ。

もっとシンプルなやり方もある。従業員同士で6フィート(約1.8m)の距離を確保するためのステッカーや、より多くの空間を確保するための時間差勤務、さらに多くの清掃の実施、そしてもちろんたっぷりのハンドサニタイザー(手指消毒剤)だ。

素早く実施できて低コストな方法

こうしたなかで最も重要な“イノベイション”のひとつは、厚紙やプラスティックの仕切りかもしれない。これによってオープンオフィスを、1980年代を彷彿とさせる空間に転換するのである。

「プレキシガラス(アクリル樹脂を使用したガラス)を多く目にするようになると思います」と、オフィスビルなどを手がける大手不動産会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドの広報担当のマイケル・ブーンショフトは言う。同社はオフィススペースの再開に向けたガイドラインを作成したところだ。「仕切りがあることで人々はより安全であると感じます。デスク間の仕切りは非常に重要なものになると思います」

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、こうした取り組みを同社が中国で運営するオフィスから始めている。すでに中国では、100万人以上の職場復帰に役立ったという。

同社のガイドラインに盛り込まれたのは、体温測定のためのチェックポイントの設置、マスクの着用、消毒液やウェットティッシュの利用だけではない。ソーシャル・ディスタンシングに必要なデスクや会議室の座席の再配置、使い捨てのデスクカバーの利用、そしてワークスペース間の仕切りの設置が推奨されている。

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