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「あつまれ どうぶつの森」は新型ウイルスに負けない? 実店舗への休業要請と、米国のゲームショップの苦悩

 Nintendo Switchのゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」が3月20日に発売された。米国では新型コロナウイルスの感染拡大によって多くの人々が自宅待機を余儀なくされており、新作ゲームの発売を待ちわびていた人も少なくない。このため店舗の休業や営業自粛が求められているなかでも、ゲームショップは顧客のニーズに応えようと奮闘している。

TEXT BY CECILIA D'ANASTASIO

NICOLASMCCOMBER/GETTY IMAGES
NICOLASMCCOMBER/GETTY IMAGES

穏やかで安心できる暮らしをシミュレーションするゲームとして、いま世界が必要としているもの--。それが「あつまれ どうぶつの森」だろう。ゲーマーもそうでない人も、誰もがリリースを待ちわびていたタイトルである。

巣ごもりでもするように温かい紅茶をいれ、毛布にくるまり、「あつまれ どうぶつの森」の世界に入り込んで“休暇”を過ごす。いまも進行中の新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)が、人々のこうした巣ごもり願望に拍車をかける。

シアトル市内に2店舗を構えるゲームショップ「Pink Gorilla Games」の共同経営者ケルシー・ルウィンは、350本の「あつまれ どうぶつの森」を仕入れた。小売業者によると「あつまれ どうぶつの森」は、ここ数年で予約本数がトップクラスに入るゲームだという。

シアトル市内外では新型コロナウイルスの感染拡大が続き、米国政府も対人接触を避けるよう要請している。だが、ルウィンは顧客が来店して「あつまれ どうぶつの森」を購入してくれることを期待している。

「もし店を休みにしたとしても、わたし個人は出勤するつもりです。お客さまには一度にひとりずつ店内に入ってもらいます。きちんと手袋もしますよ」と、ルウィンは言う。「多くの人が『あつまれ どうぶつの森』を必要としています。もちろん、わたしたちも売上が必要ですから」

実店舗にある「居場所」感

かつてはゲームソフトといえば、実店舗で買うしか選択肢がなかった。しかしいまは、PC、Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox Oneといった各プラットフォーム用のオンラインストアが大いににぎわっている。実店舗でゲームソフトを買う正当な理由が、もうあまり思いつかないのが実情だ。

数字にもそれが現れている。大手ゲーム販売チェーンであるゲームストップの年間売上高は2015年以降で10億ドル(約1,109億円)も減少し、ここ数年は数百店単位で店舗を閉めている。

だが、実店舗にはある種のノスタルジーと「居場所」感がある。地元のゲームショップへとクルマを走らせ、きらびやかなパッケージデザインをまとったゲームソフトの箱を手に取って購入する。箱の中には何カ月も、あるいは何年もプレイする日が来ることを夢見ていたゲームが入っているのだ。

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