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クルマにARが導入されると、カーナビの体験は劇的に進化する

 拡張現実(AR)が自動車のカーナビにも採用され始めた。いまやARカーナビは、メルセデス・ベンツやキャデラックといった高級車メーカーにとって重要な技術になっている。将来的にはフロントガラスがARスクリーンになる可能性も見えてきた。

TEXT BY ALEX DAVIES

TRANSLATION BY CHIHIRO OKA

WIRED(US)

拡張現実(AR)機能を組み込んだカーナビでは、ダッシュボードのスクリーンに目の前の風景が映し出される。PHOTOGRAPH BY DIETER REBMANN/MERCEDES-BENZ
拡張現実(AR)機能を組み込んだカーナビでは、ダッシュボードのスクリーンに目の前の風景が映し出される。PHOTOGRAPH BY DIETER REBMANN/MERCEDES-BENZ

メルセデス・ベンツの高級SUV「Mercedes-AMG GLC 63 S Performance Coup?」の名称は、アルファベットと数字の羅列でとっつきにくさがある。だが、それ以上に驚くべきことがある。今年のモデルでカーナビに目的地の住所を入力すると、ちょっとしたことが起きるのだ。

自宅に向かってクルマを運転していたときのこと。最初の曲がり角から1ブロック程度のところまで来ると、カーナビに表示されたサンフランシスコの道路地図が急に縮小される。10.25インチある画面の空いたスペースには車載カメラが映し出す前方の景色が表示され、進むべき道に向かって青い矢印が重ねられている。

その矢印に沿って曲がると、映像が消えて再び地図だけの画面に戻る。ベイブリッジから州間高速580号線を進み、高速24号線に入ってドライブを続けている途中にも、同じことが何回か繰り返された。

拡張現実(AR)を組み込んだカーナビは、高級自動車メーカーの新たな主戦場となっている。各社が最先端のテクノロジーを搭載して顧客を引きつけようと、果てしない戦いを繰り広げているのだ。

ゼネラルモーターズ(GM)は、キャデラックのSUV「エスカレード」の2021年モデルにAR付きカーナビを採用する方針を明らかにしている。韓国の現代自動車(ヒュンダイ)は、高級車ブランド「ジェネシス」のSUV「GV80」でARを採用した。

マッサージ機能付きのシートからジェスチャーコントロール、芳香剤の自動噴射システムまで、高級車メーカーはこれまでにも多くの斬新なアイデアを考え出してきた。ARナビは実にクールだし、進化の余地も大きい。

航空機にも導入

ARナビを取り入れようとしているのは自動車だけではない。ステルス戦闘機「F-35」では、ヘルメット(ちなみに価格は40万ドル=約4,500万円する)の内側にあるディスプレイに周囲の状況が細かく表示されるようになっている。

エアバスはヘリコプターのパイロットのために同じようなシステムを開発中で、完成すれば視界不良でも安全性が向上することが期待される。また、「Google マップ」でもARナビに相当する「Live View」機能が使えるようになった。

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