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「反物質」の力でガンマ線レーザーが実現する? 新たな研究モデルから見えてきたこと

ボーズ・アインシュタイン凝縮体の状態にある大量のポジトロニウム原子は、揃って同一の量子状態となり、レーザー生成に向いた“コヒーレント”な状態になるという。

次なるステップは理論から実験へ

ミルズの計算では、ポジトロニウム原子を極低温(-269℃)の液体ヘリウム(4He)に混ぜ合わせることで、通常すぐに消滅してしまうポジトロニウムを安定させることができる。ヘリウムはポジトロニウムをはじくので、液体ヘリウムの中ではポジトロニウムの原子で満たされた気泡が形成されるのだという。

「わたしの計算では、液体ヘリウム中の100万個のポジトロニウム原子を含む気泡は、通常の空気の6倍の数密度をもち、物質と反物質のボーズ・アインシュタイン凝縮体として存在することを示しています」と、ミルズ博士は説明している。

彼の次のステップは、この理論を実験に持ち込むことだ。ガンマ線レーザーの開発は、新たな医療画像技術やガン治療への応用のみらず、宇宙船のレーザー推進の実現も期待できるという。

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