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コーヒーの風味は、カップの素材や色に影響される:研究結果

 コーヒーを入れるとき、マグカップの素材にも気を使っているだろうか? 英オックスフォード大学などの心理学者は、カップの素材や色、手触りがコーヒーへの印象をどう左右するかを研究している。5種類の素材が、それぞれコーヒーの知覚をどう変えるかみてみよう。

TEXT BY SABRINA WEISS

TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO

WIRED(UK)

QUILIE/GETTY IMAGES
QUILIE/GETTY IMAGES

飲み物の味の知覚に関する研究は、山ほどある。ワインとビールについては特にそうだ。では、コーヒーはどうだろう? 人がコーヒーをどのように知覚するのか、実験心理学者たちはようやく理解し始めたばかりだ。

例えば、味蕾の数が多い人は、コーヒーの味わいをほかの人々よりも強く感じる。またある人は、苦みを強く感じるかもしれない。

オックスフォード大学の実験心理学教授のチャールズ・スペンスによると、消費者がコーヒーをどう知覚するかはたいてい主観的なものであり、その人が人生における「コーヒーの旅」のどの地点にいるかによっても変わるという。

例えば、ある人は砂糖とミルクを入れた甘いコーヒーから飲み始め、そのうち砂糖をやめ、やがてブラックでコーヒーだけに集中するという旅路をたどるかもしれない。そうした人々は砂糖を「最終地点への架け橋として」使っているのだとスペンスは言う。

人は時間をかけて個人の嗜好を発達させていく。どのコーヒーカップを使うかも、そんな嗜好の一部だ。では、コーヒーを入れる容器の「素材」はどうだろう?

■ガラス

ガラスのカップで出されるエスプレッソやカプチーノは、コーヒー通を目指す人にうってつけである。ミルクの泡の上に描かれたラテアートやクレマのクオリティーに目が行きやすいからだ。

また、ガラスのカップは飲み物を長く保温できるという利点もある。ガラスは熱伝導性が低く、液体の熱がカップから急速に放散されるのを防ぐからだ。

スペンスいわく、コーヒーを出すときの理想的な温度は、主に個人や文化的な嗜好の問題だという。「最初の温度が完璧だと、飲み終えるころにはぬるくなっていますよね」と、スペンスは言う。

■陶器(セラミック)

陶器のマグカップもコーヒーを保温できるが、保温時間はガラスや磁器ほど長くない。

また、マグカップの内側が白いと、色のコントラストがはっきりしてコーヒーが濃く見える。透明なガラスを除けば、「コーヒーは常に、コーヒーカップの内側という背景と対比されるかたちで目に入ります」とスペンスは言う。

これについてスペンスは最近、カンピーナス大学のファビアナ・カルバーリョとともにブラジルで心理学実験を実施した。スペシャルティコーヒーを愛飲する人々(専門家ではない)に、色の異なるカップでコーヒーを飲んでもらう実験だ。

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