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グーグルによるFitbit買収が、「ウェアラブルの未来」を左右する

その後のPebbleの後続機種には、主要機能としてヘルストラッカーとフィットネストラッカーが搭載された。ペブルは最終的にフィットビットに買収されたため、今回のグーグルによる買収は、CNETのスコット・シュタインがツイートしたように「ウェアラブル端末の入れ子状態」となる。

ほかのウェアラブル端末のその後も見てみよう。Jawboneはひどい失敗に終わった。ベーシス・サイエンスはインテルに身売りし、Misfitは腕時計ブランドのフォッシルの手にわたった。Larkは慢性疾患専門のソフトウェア会社に姿を変えている。

Mio Globalは2部門に分裂した。ソフトウェアは別の名前でまだ存在するが、ハードウェアは医療機器メーカーのライフサイエンスに吸収された。マイクロソフトはそれ以降「Band」シリーズの製品を発売することはなかった。

Apple Watch、Mi Bandの台頭

フィットビットは着実なペースでリスト型ウェアラブル端末の新製品開発を続け、クリップオン型のトラッカーからリストバンドへ、さらにスポーツウォッチへ、そしてスマートウォッチへ、そして再び軽量リストバンドへと、製品ラインナップを進化させた。創業以来、フィットビットは約1億本のデバイスを販売している。

「フィットビットは早期のサクセスストーリーと言えます」と、IDCのリサーチディレクターのジテッシュ・ウブラニは言う。「同社は参入も早く、事実上この領域のスタンダードになりました。消費者は他社のウェアラブル端末を見ても『Fitbit』と呼ぶほどです」

しかし、そうでないケースもある。アナリストたちは、例外には2つの要素が寄与したと指摘する。

ひとつはピカピカで魅力的な「Apple Watch」が15年春に発売されたことだ。もうひとつは、中国の巨大電子機器メーカーであるシャオミ(小米科技)とファーウェイ(華為技術)によるプレッシャーである。14年に発売されたシャオミの「Mi Band」の価格はわずか15ドル(約1,600円)で、130ドル(約14,000円)のFitbitの機能をほとんど備えていた。

フィットビットが15年6月に上場企業となった日、共同創業者で最高経営責任者(CEO)のジェームス・パークは「Marketplace」のインタヴューに応じ、次のようなやり取りがあった。

「仮にティム・クックがやってきて、『ジェームス、きみの会社を20億ドルで買うよ』と言ったとしましょう。あなたならどうしますか?」と、記者がパークに尋ねる。するとパークは沈黙ののち、こう答えた。

「わたしたちは会社としてのエグジットについてはあまり考えてきませんでした。わたしたちの成功のカギは、年月をかけてひたすらビジネスの成長に取り組んできたことだと思うんです」

このときの発言は、いまも彼にとって呪縛になっているかもしれない。

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