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グーグルによるFitbit買収が、「ウェアラブルの未来」を左右する

巨大テック企業がヘルストラッカーへの投資を増やすようになったいま、世の中にインパクトを与えようと試みている小規模な企業にとって、未来はどんどん不確実なものになっている。実際に今年の第2四半期、ウェアラブルの世界市場をリードしているのはアップルやシャオミ、ファーウェイだ。

グーグルによるフィットビットの買収は、規制当局に許可されない可能性もある。それでも巨大テック企業が、わたしたちの日々の健康データの保管庫となることには、多少なりともいい面もあるかもしれない。

ウェアラブル戦国史

初代Fitbitが2009年に発売されてまもなく、オーディオ製品メーカーとしてすでに成功していた非上場企業のJawboneが、ウェアラブル分野へとくら替えした。同社初のリストバンド「Jawbone Up」は、携帯電話の3.5mmヘッドフォンジャックに差してリストバンドとデータを同期するようになっていた(まだ携帯電話に3.5mmヘッドフォンジャックがあったころの話だ)。

それから1年後の2012年、今度はナイキが「FuelBand」を発売した。これも使用者のモチベイションを高めると謳われたポリマー製のリストバンドだったが、独自の活動量単位「NikeFuel」を採用していたことで、やや独善的にも見えるところがあった。

じきに多くの競合も参入し、市場は混戦状態になっていった。12年末にはベーシス・サイエンス(Basis Science)という企業も「B1」という身体モニターを発売する。これは以前のリストバンドにはなかった光学式の心拍センサーを搭載していたことで、ひときわ目立っていた。

ベイエリアのスタートアップのLarkは「Larklife」を発売した。これは日中の活動と夜間の睡眠をトラッキングするバンドだったが、あまりに不格好で、同僚の編集者のひとりが「禁欲バンド」と呼んだほどだった。

カナダのMio Globalが14年初頭に発売した「Mio Link」は、継続的に心拍数データを送信する初のフィットネストラッカーだった。Misfitはコイン型電池で作動する充電不要の低電力型ウェアラブルまで生んだ。

フィットネスウォッチの重鎮であるガーミンとPolarは、すでに高性能なウォッチにさらに多くのセンサーを詰め込み、モバイルアプリをパワーアップし始めた。マイクロソフトは「Microsoft Band」と呼ばれるバンドを開発し、その後さらに「Microsoft Band 2」を発売した。

クラウドファンディング発のPebbleの存在

ペブル(Pebble)も忘れてはならない。類まれな成功を収めた2012年のKickstarterキャンペーンのあと、ペブルは13年に同名のスマートウォッチの販売を始めた。これはただのリストバンドではなく、「スマートウォッチ」だった。

多くの面で、「Pebble」はこの時代のウェアラブル端末を象徴するものだった。部品の寄せ集めでつくったようなバンドで(パロアルトのガレージでデザインされたものだった)、プラットフォームのしばりがなく(iPhoneとAndroidのどちらでも利用できた)、独自のスマートウォッチOSとアプリストアを採用していた(専用のアプリストアだ!)。

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