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ドローン宅配の実用化に向け、「ドラッグストア」との連携が鍵になる

 米国でドローン宅配の商用化に向けた動きが相次いでいる。ドローンによる配送を本格展開する際に重要な鍵を握るパートナーが、ドラッグストアだ。少量でも緊急性が高い市販薬の宅配を起点に、ドローン宅配の時代が幕を開けることになるのか。

TEXT BY ALEX DAVIES

WIRED(US)

PHOTOGRAPH BY UPS
PHOTOGRAPH BY UPS

ドローンは、何枚ものピザをあなたの庭先へと配達する準備はまだ整ってないかもしれない。しかし、ピザを食べた結果生じる胸焼けを解消する胃腸薬を届けるという、もしかするとピザの宅配よりも役立つサービスを実現する準備を進めている。

米国のドラッグストア大手であるCVSと、物流大手UPSの子会社が、このほどUPSのドローンでドラッグストアの商品を輸送する方法を模索していると発表した。このニュースに先立つ10月18日、アルファベット傘下のドローンスタートアップであるWingと大手薬局チェーンのウォルグリーンが、バージニア州クリスチャンズバーグで市販薬やティッシュペーパー、おむつなどの商品を宅配する試験プログラムを開始した。

これらのニュースが立て続けに発表されたことで、ドローンによる配達が大きな転換期を迎え、本格的に始動したことがうかがえる。企業側は技術や物流の面で進歩を遂げ、商品を空輸する仕組みの実現に向けた解決策を見出しているのだ。

一方で規制当局は、米国の複雑で混雑した空域を混乱させることなくドローンを離陸させる方法に妥協点を見出した。米連邦航空局(FAA)は今年、商用目的でドローンによる配送を実施できる航空運送業者として企業を公式に認める「Part 135」という認証を、各企業に与えている。

この6カ月にわたってUPSのドローンは、ノースカロライナ州ローリーの病院敷地内で医療サンプルと医薬品を運んできた。UPSは10月21日、ユタ大学でも同様のサービスを提供すると発表している。

今回のCVSとの提携は、UPSにとって最初の消費者向けサービスの取り組みとなるが、やることにはそれほど変わりはない。ドローンはスピード最優先の配達の際に最も役に立つ。血液サンプルを研究室に運ぶ場合も、足りなくなったおむつを新米の親に宅配する場合も、スピード重視なことには変わりはないからだ。

UPSでドローン事業を担当する先進テクノロジーグループの責任者であるバラ・ガネシュは、「(ドローンでの輸送に)ぴったりな分野は、緊急性が高く必要不可欠な物の配送です」と語る。

ドラッグストアならではの緊急性

UPSとCVSが具体的な計画の立案に動き始めた一方で、Wingは実際に商品を運んでいる。Wingのアプリを利用すれば、クリスチャンズバーグ周辺の配達エリアに住む18歳以上の人なら、ベビーワイプ、おむつ、鎮痛剤、ティッシュペーパー、風邪薬など、100品目以上の商品を購入できる。

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