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人間の軟骨はサンショウウオのように“再生”できる? 医療への応用につながる研究結果

軟骨のタンパク質の劣化にはマイクロRNAが関わっている

研究チームは、このプロセスがマイクロRNAと呼ばれる分子により調節されていることを発見した。ヒトにも存在するこれらのマイクロRNAは、損傷による四肢再生能力の高い生物において、より活発に働いている。人間の場合、これらは膝や腰と比較して足首で最も活性化しており、軟骨の内部より表面での活性が強かったという。

「サンショウウオの四肢再生の調節因子がヒトの手足の関節組織修復にも関わっていることがわかり、非常に興奮しました」と、共著者のシュエ・ミンフェンは言う。「わたしたちはこれを“インナー・サンショウウオ能力”と呼んでいます」

これらの発見が意味することは、これまで不可能とされていた関節や軟骨の修復--それも一般的に最も報告されている変性関節炎症などの治療の可能性だ。

「われわれはこれらのマイクロRNAを強化活性させることで関節炎により損傷した軟骨を完全に再生できると信じています。サンショウウオと比較して不足している調節因子を把握できれば、不足した成分を元に戻し、いつの日か損傷した人間の手足の一部、またはそれらを丸ごと再生する技術を開発できるかもしれません」と、クラウスはこの技術の将来性について語っている。「これは修復の基本的なメカニズムであり、軟骨だけでなく多くの組織に適用できると考えています」

人間の手足の再生機能は“眠っていた”だけだった。加齢による軟骨のすり減りや、けがなどによる損傷を、テクノロジーによって元通りに再生できる日も、そう遠くはないのかもしれない。

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