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スマートフォンで「時差ぼけ」が解消? 体内時計の研究者が共同開発したアプリの実用度

ベイヤー=クラウセンは、スカンジナビア航空の客室乗務員である母とともに、幼いころから世界を飛び回って搭乗マイル数を積み上げてきた。「3カ月はバンコクにいて、次はリオデジャネイロ、そしてシカゴといった具合でした」と彼は言う。「わたしは単に母について行って、世界中のいろいろな所で宿題をしていたんです」

概日リズム研究の専門家と共同開発

飛行機に頻繁に乗る人であれば、誰しも自分なりの時差ぼけ対策を確立していることだろう。ベイヤー=クラウセンが妙案を思いついたのは、ハーバード・メディカルスクールの神経科学者で概日リズム研究の専門家であるスティーヴン・ロックリーに会ったときだった。ロックリーは、光への曝露を通して宇宙飛行士やF1レーサーの睡眠の質の改善に取り組んだ実績をもつ。

ロックリーとベイヤー=クラウセンは共同でTimeshifterアプリをつくり上げ、App Storeにある既存の時差ぼけ対策を謳うアプリのラインナップに加わった。既存のアプリとしては、同じように光への曝露で概日リズムをリセットすると謳う無料アプリ「Entrain」や、「生体リズムの指圧」になるというエクササイズを提供する10ドルの「Uplift」などがある。

Timeshifterは、光への反応にはわずかな個人差があることに着目しており、使う個人それぞれに合わせた対策に重点を置いている。「時差ぼけの根本的な原因に対処する際には、ひとつの対策で全員に効果を出すことは残念ながらできません。全員に同じことをすると逆効果になることすらあります」と、ロックリーは解説している。これに対してTimeshifterは、搭乗したフライトとユーザーの特性を考慮した対策を目指しているのだという。

このアプリで用いられるのは、3つの情報だ。ユーザーの睡眠パターン、ユーザーのクロノタイプ(朝型か夜型か)、そしてフライトの詳細である。これらの情報を基に「個人に最適化された」時差ぼけ対策プランが生成され、いつ光を浴びるべきか、いつ光を避けるべきかを教えてくれる。

さらにユーザーは、メラトニンとカフェインの摂取に関してのアドバイスをもらえるように設定することもできる。ベイヤー=クラウセンによると、このアプリの指示を完全に守ることで「体内時計を普通より3~4倍は早くずらすことができる」という。

実際に試してみた結果

このほどサンフランシスコ発コペンハーゲン行きの飛行機に搭乗する機会があったので、Timeshifterを試してみた。フライト時間は11時間で、時差は9時間である。フライトの詳細を入力すると、アプリは時差ぼけ対策プランを表示してくれた。日々の指示が細かく記載されており、例えば明るい光を浴びる、明るい光を避ける、メラトニンを摂取する、カフェインを避ける、できればうたた寝する、といった具合だ。

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