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電子たばこをやめたい? でも“禁煙”する方法は、誰にもわからない

子どもたちが学校だけで“喫煙”

かつて子どもたちは、学校で喫煙することはほとんどなかった。学校でたばこのにおいがしたり煙が出たりすると、面倒なことになったからだ。ところがいまは「学校でしかたばこを吸わない子どもたちがいるのです」と、レビは言う。このような状況では、親が子どもに目を光らせたり、目標を見失わないように手助けしたりすることは、まず不可能になる。

ティーンエイジャーは学校の廊下や授業中の教室で、あるいはトイレにたむろして、電子たばこを分け合って手早く吸える。電子たばこなら、喫煙しているのがわかってしまう煙を吐き出すことないし、たばこの蒸気が消えるまで口の中にためておける。

「夏休みに禁煙に成功していた子どもたちが、『休み明けに学校に行きたくない。トイレに行くたび、みんなにJUULを押しつけられるに決まってるから』と打ち明けるのです」と、レビは全米最大の電子たばこメーカーの名を挙げる。

電子たばこの仕様はニコチンの大量摂取を促してもいる。大半の喫煙者は1日に1ポッド(カートリッジ)を吸う。ポッドはメーカーによってさまざまだが、JUULが販売しているポッドのうち、ニコチン濃度が高い2種類のなかでも高濃度のほうは、1ポッドで200回吸引可能だ。これは紙巻きたばこ約1箱分に相当する。

「子どもたちが紙巻きたばこを吸うときは、たいてい吸い始めた1本が終わるまで吸い続けます。1本全部終わったときに吸い終えたことになるのです」と、アマンダ・グラハムは言う。グラハムは、禁煙を推進する非営利団体Truth Initiativeでニコチン依存症を研究している。

電子たばこの喫煙者は、1ポッド全部を吸い終わらない限り、たばこを吸い終えた気分にならない。だが、1ポッド吸うと紙巻きたばこ約1箱分のニコチンを吸った計算になる。

禁煙できない子どもたち

そしていま、電子たばこがあまりにも流行しているせいで、禁煙しようとすれば仲間外れになるとティーンエイジャーは考えてしまいがちだ。

Truth Initiativeの調査では、多くのティーンエイジャーが、友人のなかで禁煙しようとしたことがあるのはたったひとりだと回答している。禁煙しようとしていじめに遭ったという者もいれば、電子たばこをいつも勧める友だちがいるせいで、禁煙しづらくなっている者もいる。

「大多数の子どもたちは、断るのが得意ではありません」とグラハムは言う。「まさにあらゆるところで、禁煙しようと最善の努力をしています」

禁煙すると体に違和感を覚えるのみならず、たばこへの渇望、頭痛、いら立ち、抑うつといった離脱症状が現れる。レビによると、こうした症状を管理することが、うまく禁煙するための鍵になるという。「こういった症状のせいで禁煙がとても難しくなるからです」

ASAPでは離脱症状を回避するために、ニコチンパッチを用いる。可能な限り最小限の用量を試してもニコチンパッチのみでは効果が上がらなければ、ブプロプリオンのようなより強い薬剤を併用する。

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