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その男は、かくして「頼まれてもいない犬の写真」を人々に送り続ける

 あるとき突然、Twitterのメッセージで愛くるしい犬の写真を一方的に送りつけてくる--。そんな奇妙なTwitterアカウントを運営して人々を喜ばせている男性が米国にいる。それにしても、いったいなぜそんなことを始めたのか?

TEXT BY CIAN MAHER

TRANSLATION BY NORIKO ISHIGAKI

WIRED(UK)

SEREGRAFF/SHUTTERSTOCK
SEREGRAFF/SHUTTERSTOCK

受信ボックスを開くと、頼んでもいないのに見知らぬ人からのメッセージがいくつも届いていることがある。あまり気分のいいものではない。インターネットというものは、よくて「怪しげな世界」、悪ければ「悪の巣窟」なのだ。根拠に欠ける有害な言説がはびこり、悪意の飛び交う往来へ足を踏み入れる者を毒する。

ある調査によると、18歳から34歳の女性の半数以上が、男性の下半身の写真が勝手に送られてきた経験があると答えている。同じ年代の男性で、同様の写真を送ったことがあると答えたのは、およそ4人に1人だ。ネット上で嫌がらせを受けた経験がある英国の成人も4人に1人に上る。Twitterは8月、システムが「攻撃的」と判断したダイレクトメッセージを非表示にする機能をテスト中であると発表した。

一方で、見知らぬ人のダイレクトメッセージに希望の光をそっと送り込む、名もなきTwitterアカウントがある。見たくもない身体の写真や不快な誘い文句ではなく、頼まれもしない犬の写真をランダムに送るアカウントだ。大きさも種類もさまざまな愛らしい犬の写真を、週に何十を超える知らないユーザーに向けて--。

その名も「Unsolicited Dog Pics(頼まれてない犬の写真)」と称するアカウントの自己紹介には、「頼まれてもいない下半身写真に対抗してやっています」と書かれている。

いきなり送られてくる犬の写真

「ある日、ぼんやり過ごしていてふと思いついたんです。そういうアカウントをTwitterでつくったら面白いんじゃないか、って」。アカウントを開いたケンタッキー州在住の高校3年生、ドノバン・アドキンスはそう話す。「そして毎日送ってるんです」

犬の写真を送る相手は、犬関連の投稿にリツイートや「いいね」をつけた人から選ぶ。犬好きのフォロワーが多いアカウント「WeRateDogs」の投稿が中心だ。といっても、特段こだわりやルールがあるわけではない。たまたま目にしたアカウントに送ることもある。

「日によってばらばらですが、忙しくなければ1日に10件から20件くらいです」という。つまり、週に100を超える犬たちの写真が、事情を知らないユーザーへふと送られてきて、相手を楽しませていることになる。

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