PR

WIRED WIRED

Sci-Fiで描かれた“未来”が、 わたしたちの“現在”を変える

また、別の1本はウルグアイに住む12歳の少女の視点から描かれており、世界各地でオンラインゲームをプレイする子どもたちが登場する。しかし、それは実はゲームではなくロシア政府が開発したドローンなどの遠隔操作ソフトウェアで、子どもたちは実際に戦闘行為に参加しているのだ(1985年に出版されたオースン・スコット・カードの『エンダーのゲーム』に似ているかもしれない)。

中国軍の特殊部隊の兵士を取り上げた作品もあった。「恐怖大隊」と呼ばれるこの部隊の兵士たちは、遺伝子操作によって特殊なフェロモンを発するように人体改造を施されている。そして、兵士たちの体臭をかぐと誰もがテロ行為を起こすという。

NATOと仕事をするきっかけになったのは、ポッパーがある会議でカナダ空軍の元士官のマーク・トッカーと話をしたことだった。現在は国防計画分野のアナリストをしているトッカーは、「軍は常に過去の戦争を巡る非難に晒されています。SciFutureに仕事を依頼することは、未来に向けた戦略的思考を強化するための手段のひとつになると考えたのです」と話す。

事実は小説より奇なりということわざがあるが、それを裏付けるような物語も存在する。インターネットに大量のフェイクニュースを流すというロシアのプロパガンダ作戦によって、エストニアで暴動が起きるというストーリーの作品だが、これは2016年の米大統領選挙より前に書かれたものだ。

物語のなかでは、人々が正確な情報を認識してアクションを起こすと信じたNATOが、ソーシャルメディアに「真実の爆弾」を仕掛け、ロシアの陰謀は失敗に終わる。そして主人公はこうつぶやく。「戦車を投入しなくても、国民の知識と参加意識が勝利を収めることは決まっていた。紛争に対する最善の抑止力とは“真実”なのだ」

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ