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あなたは本物を見分けられる? AIがつくった「フェイク顔写真」の驚くべき精度

 本物そっくりだが実在しない人々の顔写真を、人工知能(AI)が生成できる時代がやってきた。こうした写真の真贋を人間はどこまで判定できるのかを調べるために、米大学の教授らが「フェイク顔写真判定ゲーム」をつくった。この記事に掲載された写真にも、たったひとりだけ本物の顔写真が隠されている。あなたは見分けがつくだろうか?

TEXT BY TOM SIMONITE

TRANSLATION BY YUMI MURAMATSU

WIRED(US)

PHOTOGRAPHS BY CARL BERGSTROM AND JEVIN WEST/UNIVERSITY OF WASHINGTON; PHILIP WANG/THISPERSONDOESNOTEXIST.COM
PHOTOGRAPHS BY CARL BERGSTROM AND JEVIN WEST/UNIVERSITY OF WASHINGTON; PHILIP WANG/THISPERSONDOESNOTEXIST.COM

他人の“顔”には秘密が隠されているものだ。しかし、上の写真で微笑んでいる人々の顔には、とても大きな秘密が隠されている。なんと、この人たちは実在しないのだ。

これらの顔写真は、すべて機械学習アルゴリズムによって生成された。その狙いは、人工知能(AI)が生み出したフェイクの顔写真が「本物」と認識されるのかを調べることにある。「チューリング・ビューティーコンテスト」と呼んでもいいかもしれない。

ワシントン大学教授のジェビン・ウェストとカール・バーグストロムは、何千もの仮想の顔を生成し、「Which Face Is Real? 」というオンラインゲームサイトを開設した。フェイクと本物の顔写真がペアになっており、どちらの顔が本物かをプレイヤーに選ばせるというものだ。このゲームはこれまでに、約50万人が600万ラウンド近くプレイしている。上の写真は、このゲームで最も判定が難しかった写真の一部だ。

ディープフェイクに備える

これらの顔は、GPUのメーカーであるNVIDIA(エヌビディア)の研究者らが2018年に開発した技術を利用して生み出された。1週間にわたる膨大な顔写真のデータセットを用いた訓練を経て、ニューラルネットワークは視覚的なパターンを模倣し、本物そっくりでありながら実在しない人たちの画像を出力できるようになったのだ。

このソフトウェアの内部には、顔を入れ替えた偽の動画、いわゆる「ディープフェイク」をつくるコードと似たものが含まれている。偽物が横行する未来に対する備えの一環としてウェストとバーグストロムは、このフェイク顔写真判定ゲームを開発した。「この手のフェイク画像は生成可能だという現実に気づいてほしかったのです」と、ウェストは語る。

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