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インターネットが地球規模で浸透する時代、もはや「不平等」からは目を背けられなくなる

グローバル規模になると何が起きるか

インターネットのアクセス改善が政治に与えうる影響については、すでに目の当たりにしてきた。10年前の「アラブの春」では、ソーシャルメディアが人々を動員するうえで大きな役割を果たしている。チャネルこそ変化したが、潜在的な力は依然として残っているのだ。メッセージアプリの「Telegram」や「Whatsapp」は、革命家たちの新たな活動基盤になっている。

そして来年以降になれば、こうした動きが加速する。これまでネットに接続されていなかった地域において、政治的な変革の嵐が起きるようになるからだ。そこでは人々がネットにつながることで、現実に何が起きているのか、変化をもたらすために何ができるのかを認識するようになるというのが、その理由である。

ネットにつながっていない「オフライン」の地域にインターネット接続をもたらす--。それは21世紀において、産業革命と同じような意味をもってくる。19世紀に大陸横断鉄道が建設されたことで、以前とは違ったかたちで人々と地域とが結びつくようになった。それと同じぐらい価値のあることと言える。

四半世紀の「歴史」から課題に立ち向かう

インターネットを支えるのは電力とコネクティビティだ。ケニアを拠点とするM-KOPAや英国のBBBOXといった企業は、電力網に接続されていないアフリカの地域に、利用した分だけ料金を支払う方式で太陽光発電による電力を提供している。

スペースXのプロジェクト「Starlink」やグーグルの親会社であるアルファベットのプロジェクト「Loon」、再生可能エネルギーの提供やインターネット接続を手がけるわたしの企業BuffaloGridは、コネクティビティを提供するためのさまざまな方法を開発中だ。Starlinkの場合は、宇宙空間からこれを実現しようとしている。こうした分野はこれから成長し続けるだろう。

四半世紀以上にわたってインターネットとウェブの恩恵を受けてきた人たちは、ネットへのアクセスがいかに生活を大きく変える可能性をもっているのか目の当たりにしてきた。一方で、誤った情報を広めたり世論を操作したりするために“悪用”される事例も見てきている。だからこそ、インターネットが地球規模で広がるいま、これまでの経験を基にインターネットをすべての人たちにとって役立つものにすることが重要な課題になるだろう。

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