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Alexa、もっと“買い物上手”になって:音声アシスタントの「ショッピング能力」に関する調査で見えてきたこと

音声アシスタントが購入を得意とする商品

ほかの点においても、音声アシスタントは有能とは言いがたい結果を示す可能性がある。Alexaに洗濯用洗剤を買うように話しかければ、さしたる問題もなくAmazonのショッピングカートにいくつか追加してくれるだろう。しかし、「25ドル(約2,700円)以下で、無香料のジェルボール洗剤」といった具合に対象を絞り込むと、つまずいてしまいそうだ。

「さまざまな企業が力を合わせてAlexaの技術を生み出したわけですから、『どうして?』と不思議に思うばかりです」と、フォレスター・リサーチで小売りを専門とするスチャリタ・コダリは語る。

「音声ショッピングは過大評価されています。実際には、ほとんどの買い物で役に立たないのです。能力を発揮できるのは、補充目的でさっと済ませることのできる買い物ぐらいでしょう。例えば、Amazonで直近に買った商品のうち、支払いや配送の情報が残っているようなものを購入するといったときですね」

この手の買い物について、アマゾンは明らかに他社より一歩先を行っている。音声技術だけでなく、オンラインショッピングのプラットフォームも自前だからだ。「Amazonベーシック」ブランドの商品も販売しており、これはほかの商品よりも音声注文に適している。

「音声ショッピングはまだ始まったばかりですから、一般的には目で見なくても注文できるような生活必需品の購入に向いています」と、市場調査会社ジュニパー・リサーチでリードアナリストを務めるジェームズ・モアーは指摘する。「Amazonベーシックのラインナップは、比較する必要がないほどシンプルな商品ばかりです。このため、商品を音声で購入するよう勧めることができます」

音声アシスタントに買い物を頼まない理由

アマゾンにとって音声ショッピングは、便利であるという謳い文句で顧客を自社製品へと向かわせる新たな可能性を秘めている。決済システム「Amazon Pay」を統括するアマゾン副社長のパトリック・ゴティエは、音声ショッピングを「購買の新時代」と呼び、モバイル決済やオンラインショッピングと肩を並べるぐらいの重要性をもつとしている。

そしてアマゾンは、このところ音声ショッピングサービスの強化に取り組んでいる。話しかけることで、生鮮品などを扱う「Amazon フレッシュ」のカートに商品を追加できるサービス「Dash」というものもあった。しかし、そのアマゾンでさえ進展は思わしくない。Alexaの音声ショッピング機能を利用したAmazonユーザーは、2018年に全体のたった2パーセントだけだったという。

ほかのプラットフォームでも、この数字は似たり寄ったりだ。ECソフトウェアを開発するElastic Pathの調査によると、過去半年で音声ショッピングの経験があったのは、調査を受けた消費者のうち6パーセントのみだったという。約半数は試してみたい気持ちはあると回答したが、音声ショッピングを選ばない理由を明確にしている回答者も多くいた。

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