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サブスクリプションの拡大でゲーム業界は激変する

 コンテンツ配信の世界で一般的になりつつあるサブスクリプション(定額制)の波が、ゲーム業界にも押し寄せてきた。ユーザー側はどのサービスを選ぶべきか頭を悩ませることになるが、実はゲーム業界も変革を迫られることになる。ゲーム開発のあり方が変わり、可処分時間の奪い合いが激化する--。定額制がゲームの世界にもたらす、さまざまな影響について考えた。

TEXT BY BRIAN BARRETT

TRANSLATION BY CHIHIRO OKA

WIRED(US)

ユービーアイソフトのプラットフォーム・製品管理担当副社長ブレンダ・パナグロッシは、「定額制というモデルがユーザーの選択肢のひとつとして定着するよう願っています」と言う。CHRISTIAN PETERSEN/GETTY IMAGES
ユービーアイソフトのプラットフォーム・製品管理担当副社長ブレンダ・パナグロッシは、「定額制というモデルがユーザーの選択肢のひとつとして定着するよう願っています」と言う。CHRISTIAN PETERSEN/GETTY IMAGES

サブスクリプション(定額制)モデルがある種の飽和状態に達しつつあることは、誰もが感じていることだろう。Netflix、Amazon Prime Video、HBO Now、Hulu、そして秋から始まるDisney+まで、主要な動画配信サービスではいずれもこのシステムが採用されている。そして、競争は激化するばかりだ。

ただ、ゲーム産業と比べれば、動画配信での競争など序の口なのかもしれない。ゲーム業界でもサブスクリプション制は以前からあった。マイクロソフトもソニーも、「Xbox Live」と「PlayStation Plus」というそれぞれのオンラインサービスで、10年近く前から定額プランを提供している。

世の中では動画や音楽の配信ばかりでなく、ファッションなどの分野でもこのビジネスモデルが人気を博している。こうした流れを受け、ゲーマーたちの選択肢も多様化してきた。そして、この傾向が特に顕著に現れたのが、世界最大規模のゲーム見本市「E3」だった。

群雄割拠のゲーム定額制

今年のE3では、ユービーアイソフトが「UPlay+」という定額サービスを始めると発表したほか、グーグルはクラウドのゲームプラットフォーム「Stadia」の詳細を明らかにしている。一方、マイクロソフトは月額制の「Xbox Game Pass」でPC向けの料金体系を設定し、「PlayStation Now」や「Nintendo Switch Online」といった競合大手の定額サービスと戦っていくという意思表示をした。

ゲーム業界の定額プランには、エレクトロニック・ アーツ(EA)の「EA Access」と「Origin Access」はもちろん、「Discord Nitro」といったそれほど知られてはいないサービスもいくつかある。そして、ここにさらにアップルが参入することが決まった。秋から「Apple Arcade」が始まるのだ。ゲーム配信ではマイクロソフトも年内に「xCloud」の試験展開を実施する方針を示している。この大混戦状態には、もう悲鳴を上げるしかないだろう。

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