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Amazonで商品をランク付けする「星」の仕組みは、かくも難解だった

アマゾンは、レヴューを書いた人が保有するアカウントの利用年数や、普段どんな星の数を付けているかなどを考慮しているのだろう。Amazonで商品を販売し、同社に関するブログも書いているデイビッド・ブライアントは、そう考えている。「否定的なレヴューを残した回数があまりに多いレヴュアーについては、配慮しているように見えます」

こうした新しいシステムは、購入する側にとってはおおむねよい取り組みだ。3年前に付けられた星5個は、つい先週付けられた星3個ほど有効とは言えないだろう。しかし、そこにはまた新たなアルゴリズムの秘密があることを考えれば、ネット通販サイトを利用するサードパーティーの販売者にとってはもどかしいところだ。

Amazonで販売する人たちのフォーラムは、自社の商品がランク付けされるこの難解な仕組みを、どうにか理解したいと切望する人たちで溢れている。「星5個のレヴューが1つ増えたのに、平均値が星1つぶん落ちたのは、なぜ?」と、ある書き込みは問いかけていた。

有名企業も打ち負かす「星」の力

商品のランク付けが落ちれば、売り手は失うものが大きい。よい口コミが広まれば、比較的知られていない商品であっても大成功を収めることができる。

「レヴューはブランドより重要です」と、ネット通販企業のコンサルティングを手がけるPotoo Solutionsの最高経営責任者(CEO)フレッド・ディミアンは言う。「Amazonを通じて、あるいは消費者に対して直接販売している小さな企業に完敗している有名ブランドもたくさんあります」

例えば、Cali Whiteという企業の「Cali White ACTIVATED CHARCOAL & ORGANIC COCONUT OIL」という歯磨き粉は、Amazonでの売れ行きがナンバーワンになり、CrestやColgateといった有名企業を打ち負かした例があるという。

星の数はアマゾンのアルゴリズム以外の要素からも影響を受ける。具体的に言えば、自社の商品を褒めてくれるレヴューを書く人にお金を払う販売業者によって、星の数が操作されている場合もあるのだ。Amazonの検索結果で、商品のランクを上げるのが狙いである。

「アマゾンは褒めているレヴューを直ちに削除します。嘘を見抜くからです。批判しているレヴューより、褒めているレヴューをすぐに削除します」と、ディミアンは説明する。この記事が最初に公開されたあと、アマゾンが偽りのレヴューのうちポジティヴなものを優先して削除しているという指摘について、同社の広報担当者は否定している。

「不正なレヴューの90パーセント以上は、コンピューターでつくられていると考えています。アマゾンは機械学習テクノロジーを使って、新たに投稿されたレヴューと過去のレヴューのすべてを365日分析し、不正なレヴューは受けつけない、あるいは削除しています」と、アマゾンの広報担当者はコメントした。

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