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ヨガもランニングも、ハイキングもない会議? そんな働き方はもう古い

 社内で顔を突き合わせるだけの会議よりも、体を動かしながら話し合ったほうが職場の士気が上がり、生産性の向上につながる。大企業からスタートアップまで、ウォーキングやランニング、ハイキングを取り入れた仕事術がトレンドになりつつあるのだ。

TEXT BY EMMA SHEPPARD

TRANSLATION BY MADOKA SUGIYAMA

WIRED(UK)

IMAGE BY MARY GLLARDO/RAMI NIEMI
IMAGE BY MARY GLLARDO/RAMI NIEMI

健全な精神は健康な肉体に宿る--。古代ローマ人はそう考えていた。2,000年のときを経て、この知恵はいまや科学によって裏づけられている。

わたしたちは運動によって生産性が高まり、よりよい決断を下せるようになる。というのも、体を動かすと記憶力や集中力が高まり、気分も高揚するからだ。スタンフォード大学による研究によると、ウォーキングするだけでも効果はある。体を動かしているときは、座っているときよりも創造力が6割増しで発揮されるという。

こうした研究結果は、起業家たちにとっても有益であるようだ。始めたばかりの事業を成功させるために役立つからである。言うなれば、マイケル・J・フォックス主演の1987年に公開された映画『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』で示されたアプローチが、企業の規模にかかわらずトレンドになりつつあるのだ。

例えば、グーグルがロンドンに新しく構える本社オフィスの屋上には、ランニングトラックと25mのプールが設けられる計画だ。リーボックのボストンオフィスにはボクシングリングとフィギュアスケートのスタジオがあり、アドビシステムズはサイクリングを通じた交流会を実施している。

ドッグフードのスタートアップであるPooch & Muttのオフィスでは、職員が定期的に休憩を挟み、パソコンのモニターから目を離す。プランクポーズなどの手軽なエクササイズを1分間でできるだけたくさん実践するのだ。立食形式のミーティングが廃れゆく一方で、ウォーキングやランニングをしながら対話するのが主流になっているわけである。

「運動によって神経伝達物質のエンドルフィンが脳内で一気に放出されることで、ストレスへの耐性が高まります」と、経営心理学者のロブ・スチュワートは話す。

運動が脳に与える効用

人間がストレスを感じるのは、脳の前面(前頭前皮質)が過剰に活性化するからだ。わたしたちはそういう状態になると想定されるケースをいくつも考え、さらに緊張を感じてしまう。これに対して、運動すると前頭前皮質が緊張状態から抜け出し、落ち着きを取り戻すことができる。

「運動すると、これまでより筋肉の動きを感じるでしょう。自分の意識、周辺の香り、見えるものや聞こえる音をかなりはっきり感じるはずです」とスチュワートは言う。

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