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ウェブの誕生から30年、予告された「死」は訪れなかった

メインフレーム時代のコンピューターシステムのように、1つのサーバーが1つのチームによって管理運営されるのではない。多数のサーバーが相互接続するべきである、という発想だった。このアイデアについては、彼の上司だったマイク・センドールが「漠然とはしているが、わくわくする」と反応したことが知られている。

すべてはシンプルなソフトから始まった

こうしてバーナーズ=リーは、いくつかの「世界初」の開発に取りかかった。世界初のウェブブラウザー、ウェブサーバー、ページの作成に使われる「HTML(HyperText Markup Language)」と呼ばれるシンプルな言語、そしてブラウザーとサーバー間の情報交換に使われる「HTTP(Hypertext Transfer Protocol)という名のプロトコルである。

バーナーズ=リーの提案から2年後に立ち上げられた初期のウェブでは、クリックしてほかのページやファイルにリンクしたり、テキストを読んだりすることができた。たったそれだけのことではあったが、このエコシステムすべてが、バーナーズ=リーのシンプルなコンポーネントから始まったと言っても過言ではない。

ウェブブラウザーが高度なものになればなるほど、ウェブの表現も豊かになっていった。米国立スーパーコンピューター応用研究所(NCSA)から生まれたウェブブラウザー「NCSA Mosaic(モザイク)」は、インラインイメージを世に広めた。

このNCSA Mosaicの開発者たちが生み出した新しいブラウザー「Netscape」は、ページを視覚的にデザインするためのより高度な手段を提供した。さらに重要なことに、「Netscape 2.0」は1995年後半にプログラミング言語「JavaScript」を導入し、これによって開発者がサイトにさらなる双方向性をもたせることが可能になった。

ウェブの進化に伴う数々の“犠牲”

初期のJavaScriptは、極めて簡単な用途にしか使えなかった。例えば、ウェブページのフォームに記入して「送信」ボタンを押す前に、すべての必要項目が埋まっているかチェックする、といったものだ。

その後、JavaScriptを含むウェブの技術は2006年までに、さらに有用なものになっていった。「Google ドキュメント」のような複雑なアプリケーションを構築できるまでになったのだ。

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