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ロボットが仕事を奪うのは、「男性・若年層・少数派の人種」からだった:研究結果

調査対象の各都市で、自動化のおそれがあるタスクが全職種でどの程度の比率を占めるのか示した図。赤い円は「高」、青い円は「中」、グレーの円は「低」を表している。円の大きさは都市圏における仕事の総数を表しており、円が大きくなるほど労働市場も大きくなる。

食品調理業は仕事内容の91パーセントを自動化可能

この研究は、マッキンゼー・グローバル・インスティテュート(MGI)のデータを引用している。2040年までに自動化の可能性がある仕事内容の割合を職業別に試算したデータだ。これによると、食品調理業は仕事内容の91パーセントを自動化できるが、ソフトウェア開発は8パーセントにとどまるという。

さらにこのデータを、米国の労働力に関する政府調査データと組み合わせると、アルゴリズムによって最初に仕事を奪われるのがどのような人たちなのか判明した。

ブルッキングス研究所は、米国で自動化の影響を受けやすい仕事の割合を天気図のような図にまとめた。この図は、かつて重工業と製造業の要衝であったラストベルト内のオハイオ州トレドが、機械による自動化の影響を最も受けやすいことを示している。一方、最も影響を受けにくい地域はワシントンD.C.だ。

この結果は、近年の人工知能(AI)の進歩によってコンピューターが単純な反復作業をうまくできるようになったことと合致する。ワシントンD.C.の高級官僚の仕事やロビー活動、弁護士業に求められる高レヴェルの推論や説得は、コンピューターが苦手とするところなのだ。

年齢、人種、性別による幅

米国の労働人口統計を掘り下げると、最も自動化の影響を受けやすい人たちの属性もわかってきた。

研究結果によると、16~24歳の労働者の仕事のうち、平均して約半数が今後20~30年間で自動化される可能性がある。一方で、より年齢の高い労働者の仕事で自動化の可能性があるものは40パーセントほどだ。

また、ヒスパニック系労働者の仕事では47パーセントに自動化の可能性があり、米先住民族と黒人の労働者の場合はそれぞれ45パーセントと44パーセントとなる。一方で、平均的な白人労働者の場合は、今後20年間で自分の仕事が自動化される可能性は40パーセントだった。

同研究は、男性は女性よりも自動化によってもたらされる変化に晒されやすいとしている。ブルッキングス研究所は、平均的な女性の仕事のうち2040年までに自動化される可能性があるのは40パーセントであるのに対し、男性の仕事では43パーセントだと試算している。

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