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なぜ、はしかは危険なのか? その圧倒的な感染力と、人体への脅威となるメカニズム

気管は口や外界に近い。このため麻疹の脱出戦略は、インフルエンザ[日本語版記事]など、肺のなかで増殖するほかの呼吸器病原体よりもはるかに効率的だ。

インフルエンザのように肺にはびこる病原体は、咳のスピードで飛び出したくても肺の内部の粘膜層の迷路をくぐり抜ける必要があるので、捕まったり速度が落ちたりしてしまう。一方、麻疹の場合、感染した細胞もウイルスと言う名の侵略者も、大部分は簡単に外界に脱出できる。そして感染性の霧となり、最大2時間もその場にとどまる。

わたしたちは、そうした感染性の霧に入り込むことにおびえながら、危険に満ちた生活を送るしかないのだろうか? いや、ワクチンがある。保健当局が安全性と効果にお墨付きを与え、1歳以上の(免疫機能に問題のない)すべての人に向けて推奨しているワクチンだ。

麻疹の脅威が数十年ぶりに現実味を増すなか、ワクチンに及び腰だった親たちも、少なくとも一部は忠告を受け入れたようだ。ワシントン州クラーク郡では、19年1月1日以降の発症者が54人を数え、2種の麻疹ワクチンの需要が前年同時期と比べて500パーセント増加した。麻疹への懸念も、人々に急速に感染したと言えるかもしれない。

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