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半自動運転の本当の怖さは、消費者が性能を「過大評価」することにある

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 多くの自動車メーカーの最新モデルに搭載され始めている「半自動運転機能」。自動車の衝突試験や安全評価を行う欧州機関のユーロNCAPが、その能力の限界を実走行で調べるテストを実施した。その結果から見えてきたいくつかの課題とは?

TEXT BY JACK STEWART

TRANSLATION BY KENJI MIZUGAKI/GALILEO

WIRED(US)

PHOTOGRAPH COURTESY OF THATCHAM RESEARCH-MEDIA
PHOTOGRAPH COURTESY OF THATCHAM RESEARCH-MEDIA

自動車はますますスマートで高い性能をもつようになっている。少しずつではあるものの、無人で走るようにさえなりはじめた。しかし、欧米の交通安全機関にとっては、それが心配の種になっている。

彼らだって、優れた技術を道路に出すのは賛成だ。しかし、テスラの「オートパイロット」や日産自動車の「プロパイロット」のように「よりラクで安全な運転」を言外に約束するシステムが、実は必ずしもそうではないということを示す新たな研究結果が出された。

特に心配なのは、一般ドライヴァーがこうしたシステムの能力を過大評価していることにある。

過大評価の原因は「謳い文句の紛らわしさ」

欧州の自動車アセスメント機構である「ユーロNCAP」は、運転支援技術を搭載した新車10車種について第1ラウンドの試験結果を公開した。これとあわせて、7カ国1,500人以上に上る自動車オーナーを対象に、試験対象車種にどんな能力があると思うかを尋ねた調査の結果も明らかにされた。

「70パーセントの人が、自律走行車はすでに購入可能なものだと考えていました」と、ユーロNCAPの会員で、イギリスのサッチャム・リサーチの調査担当責任者を務めるマシュー・エイヴリーは言う。

現在市販されているハイウェイアシスト機能を使った走行中に、昼寝したくなったり、新聞を読みたくなったり、映画を観たくなったりするだろうと答えた人の割合は11パーセントにのぼった。すべての自動車メーカーが、ドライヴァーは常に前方の道路に注意を払う必要があると告知しているにもかかわらずだ。「消費者が“誇大広告”を過信してしまうことは、非常に懸念されることです」

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