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刺されると激痛! ハリケーン後の米国東部を襲った「巨大蚊」の正体

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PHOTO: DOUG4537/GETTY IMAGES
PHOTO: DOUG4537/GETTY IMAGES

 刺されると猛烈な痛みを伴うという米国の巨大蚊「ガリニッパー」。洪水という異常気象に適応することで生き延びてきたこの害虫は、9月に米国東部を襲った巨大ハリケーン「フローレンス」のあと被災地で大量発生した。今後の異常気象によって、こうした現象はより頻繁に起こる可能性がある。

TEXT BY MEGAN MOLTENI

TRANSLATION BY MINORI YAGURA/GALILEO

WIRED(US)

今年の9月中旬、ハリケーン「フローレンス」がノースカロライナ州とサウスカロライナ州を襲った。内陸のカンバーランド郡では、ケープフィアー川の水位が40フィート(約12m)上昇し、郡庁所在地であるファイエットヴィルは1945年以来で最悪の洪水被害に遭った。

しかし水が引き、破壊された自宅に住民が戻ったあと、新たな災難が始まった。

災害発生から2週間後のファイエットヴィルには、家財が流されて空っぽになった家々と、泥まみれになった家の残骸が並んでいた。しかし、クルマからその様子を確認するのは難しい。クルマのフロントガラス全体に、攻撃的な蚊の大群が群がっていたからだ。

「燃えるような痛み」を与えるひと刺し

ハリケーン通過後、カンバーランド郡を含むノースカロライナ州の27郡では直径約2cmの巨大な蚊が大量発生した。「プロソフォラ・シリアタ」と呼ばれる蚊で、通称「ガリニッパー」として知られている[編註:刺されたら血を1ガロン=約3.8リットル吸われそうなほど巨大なことからその名がついたと言われている]。ノースカロライナ州のロイ・クーパー知事は9月26日、蚊に対応する救援資金として400万ドル(4.5億円)の拠出を指示した。

「本当にあらゆるところにいるんです」と、カンバーランド郡環境衛生プログラムの専門家であるトム・タトゥーロは言う。カンバーランド郡では毎年、雨の多い季節に少数のガリニッパーが発生してきた。しかし、このときは特ににひどかった。

ガリニッパーがヒトの病気を病気を媒介するという話はないが、この蚊は昼夜を問わず哺乳動物に瞬時に群がり凶悪なひと刺しを繰り出す。「燃えるような強烈な痛みを感じます」とタトゥーロは言う。

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