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ジャガーの電気自動車「I-PACE」に、EV時代のクルマの新しい価値基準を見た:試乗レヴュー

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 日本でも予約受注が始まったジャガーの電気自動車「I-PACE」。400km近くを走り、途中での急速充電などを体験して見えてきたのは、EV時代になってクルマの価値基準が大きく変わっていくだろうということだった。『WIRED』US版による試乗レヴュー。

TEXT BY JACK STEWART

TRANSLATION BY NORIAKI TAKAHASHI

WIRED(US)

完全な電気自動車の「I-PACE」の価格は6万9,500ドル(日本では959万円)からである。PHOTOGRAPH COURTESY OF JAGUAR
完全な電気自動車の「I-PACE」の価格は6万9,500ドル(日本では959万円)からである。PHOTOGRAPH COURTESY OF JAGUAR

完全な電気自動車の「I-PACE」の価格は6万9,500ドル(日本では959万円)からである。PHOTOGRAPH COURTESY OF JAGUAR

そのとき、クルマから40フィート(約12メートル)くらい離れたところにいたのに、ボンネットからうなるような音が聞こえてきた。奇妙な話だ。このクルマは停止しているし、そもそもエンジンがない。

でもすぐに、猛暑のなかでクルマが自らを守るために出している音であると気づいた。急速充電中のクルマには電子が注ぎ込まれているので、バッテリーが熱くなる。当時の気温は約38℃にもなっていたのだから、冷却ファンが全開なのも当然だ。

このクルマは、ジャガーが初めて開発した完全なる電気自動車(EV)の「I-PACE」である。テスラが優勢なEV市場で強力な挑戦者として、クールなネコ科でいるには必要なことだった、というわけだ。

 思わず笑いが止まらない静けさ

そんなわけで、急速充電器のソケットをクルマから抜いた。充電時間が何分で、何パーセント充電できたかをメモすると、この小型のSUVに乗り込んだ。

クロムめっきされた「スタート」ボタンを押す。ダッシュボードの中央にあるスクリーンと、ジャガーのロゴが描かれたステアリングの後ろにあるスクリーンが明るくなった。

従来のクルマなら、ここでエンジン音でうなりを上げるのだが、I-PACEは静かになる。ショッピングモールの駐車場を出て、静けさのなか高速道路に向かった。

笑えるほど静かだ。高速道路の入口を目指してアクセルを踏みながら、くすくす笑いを抑えられなかった。

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