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ロボット芝刈り機の普及が、ハリネズミの命を危険に晒す

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こうしたハリネズミたちには擁護者がいる。欧州の各地にハリネズミを専門とする擁護団体が数多く存在し、こうした団体はロボット芝刈り機について警鐘を鳴らしているのだ。

ロボット芝刈り機は、ロボットのなかでは評価が低い。基本的なセンサーを備えていて、大きな岩や木のような、ロボット芝刈り機より大きいものに衝突したり踏んだりすることは防ぐが、若いハリネズミのような小さなものを見落とすことが多いからだ。

鳥や齧歯動物のようなほかの動物は、向かってくるロボット芝刈り機から逃げる。だがハリネズミは、危険が迫ると逃げる代わりに丸まる。この反応のせいで手足を失ったり、頭皮が剥がれたり、その場で死んでしまったりする。

 対策に動くメーカー

ロボット芝刈り機は米国ではめったに見られないが、欧州では一大ビジネスになっている。世界での売上高は、2023年までに30億ドル(約3,300億円)を超える見込みだ。芝生を手入れの行き届いた状態に保つようプログラミングされており、たいていは1日おきくらいの間隔で使用されている。静かに移動して草を刈り、巡回後には充電ステーションに戻る。

ロボット芝刈り機メーカーの最大手はスウェーデンのハスクバーナで、同社はハリネズミを守る方法に取り組んでいるという。同社の広報担当ディレクターであるマルガレッタ・フィンステットは、ロボット芝刈り機によって負傷したハリネズミは数が少ないと言いながらも、「どんな数字でも大きすぎます」と付け加えた。

ハクスバーナは、固定刃ではなく回転刃を備えたロボット芝刈り機を生産することで、危険を軽減しようとしている。固定刃のほうが切断が速く切る力も大きいので、回転刃と比べて動物にとって危険が大きいのだ。回転刃はディスクの上で回転し、ちょうど草食動物のように、それほど力をかけずに草の葉の最上部を切り取る。

ハクスバーナは、もっと創造的な解決策も検討している。同社でロボット芝刈り機の製品管理を担当するディレクターのオッレ・マルクソンは、「ハイテクの解決策とローテクの解決策に目を向けています」と語る。

ハイテクの解決策とは、製品の周囲に動物がいないか目配りできるカメラを搭載するというものである。ローテクの解決策は、芝刈り機の車体に「口ひげ」(小さな箒)を取り付け、若いハリネズミのようなものを掃いてどかすことだ。

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