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ロボット芝刈り機の普及が、ハリネズミの命を危険に晒す

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 欧州を中心に普及しているロボット芝刈り機が、野生のハリネズミを危険に晒している。危険に直面すると丸まってしまう習性ゆえに、刃に巻き込まれてケガをしたり、命を落としたりしてしまうからだ。こうした悲劇を防ぐために、メーカーや動物保護団体が動きだした。

TEXT BY STEPHANIE PARKER

TRANSLATION BY MINORI YAGURA/GALILEO

WIRED(US)

米国人はいまだに、手押し式や乗用型の芝刈り機を使って伸びすぎた芝生を刈っている。ところが多くの欧州人は、その仕事をロボットに任せている。ロボット掃除機「ルンバ」に似たがっしりした芝刈り機は、輪を描くようにして庭中を移動し、芝を刈り込んで手入れする。

ユーザーの多くにとって親しみやすい存在なので、ロボット芝刈り機に名前を付けたり、テントウムシやマルハナバチのステッカーを貼ったりしている。だが、感傷的になるのもそこまでだ。というのも、車輪の上に刃を搭載したロボット芝刈り機は、芝以外のもの、つまりハリネズミも切りつけてきたのである。

スイスの非営利団体「Igelstation Winterthur」でハリネズミの保護活動に従事してきたエリカ・ヘラーは、過去2年間に同団体に持ち込まれたハリネズミの半数近くが、ロボット芝刈り機によって傷つけられていたと推定している(ただし専門家は、正確な数字はわからないと注意を促している)。

これらの負傷には、手足や腹部の切断、さらには頭皮の剥がれも含まれる。即死は含まれない。「死んだハリネズミを見ないのは、ここに持ち込まれないからです」

 ハリネズミにとっての脅威

米国では、ハリネズミ(ヘッジホッグ)をモチーフにした子供用玩具や衣類が多い。だが、生きたハリネズミを見ることができそうなのは、動物園か、もっと論争を呼ぶことにペットとして飼われている場合だけだ。

ところが欧州では、野生のハリネズミが愛されている。欧州の民話でも人気がある。芝刈り機のせいで死んだハリネズミに関する英国の有名な詩もある。

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