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「ウォークマン」「ディスクマン」…本当にピュアだった音楽体験 30年前の音楽プレイヤーを振り返る

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カセットテープを再生するための「ウォークマン」。写真はランニングしながら音楽を聴く人が多い米国市場向けのモデルで、AM/FMラジオを内蔵。テープのA面とB面を連続再生するオートリヴァース機構を搭載していた。PHOTOGRAPH BY DAVID BRANDON GEETING
カセットテープを再生するための「ウォークマン」。写真はランニングしながら音楽を聴く人が多い米国市場向けのモデルで、AM/FMラジオを内蔵。テープのA面とB面を連続再生するオートリヴァース機構を搭載していた。PHOTOGRAPH BY DAVID BRANDON GEETING

そこからさらに20年前、ウォークマンは世界を驚かせた新しいガジェットだった。登場した79年当時、無限の携帯性を備え、音楽に集中できるウォークマンは、まったく新しい体験だった。

何とかその体験を言葉にしようと、たくさんのユーザーが、薬物などでの陶酔や映画体験をたとえに挙げた。有名なSF作家のウィリアム・ギブスンはウォークマンについて、「その前にもあとにも、ひとつのテクノロジーにあんなにただちに反応したことはない」と、のちに語っている。

社会的あつれきを経て、世の中に定着

一方で、ウォークマンの大流行は人々を動揺させた。専門家は聴覚へのダメージや安全上の問題を心配した(ニュージャージー州のある町では、ヘッドフォンを装着した状態で通りを横断するのが違法になった)。また、社会への影響や心理的な影響も懸念され、それを大げさに主張する者もいた。

81年には『シカゴ・トリビューン』紙のコラムニストが、オハイオ州のステート・フェアでヘッドフォンを装着した若者を見たという失望をつづった。「ウォークマンは気持ちや気分を変えるデヴァイスとして、一部のドラッグにとって代わりつつある」と、このコラムニストは嘆いている。「10代の若者が、オハイオ・ステート・フェアの音を締め出さなければならないと感じる段階まで来たとなると、社会が崩壊寸前であるのは間違いない」

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