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新型iPhoneも「超高額」になるが、それでも誰もが購入する

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新型iPhoneも「超高額」になるが、それでも誰もが購入する

アップルは最先端を突き進めるか?

究極的にはイノヴェイションの問題というより、アップルのプレゼンテーション能力なのかもしれない。

人工知能(AI)を例に考えてみよう。最近では、Androidを中心に多くのスマートフォンがAIを使った機能を搭載するようになっている。グリーソンはこれについて、「アップルが例えばFace IDのようにAIを使った機能をつくる場合、それを業界で最高のものに仕上げます。そして、その技術の価値を顧客に証明してみせるのです」と説明する。

強気な価格設定は、どこでも通用するわけではない。例えばインドでは、iPhoneの市場シェアは比較的低い。平均所得から考えればiPhoneを買える層は非常に限られているため、当然の結果ではある。だがアップルは、旧モデルの販売期間を伸ばし、価格を引き下げることでシェアを伸ばそうと試みる。一方で、「iPhone SE」のような低価格モデルが成功を収めているわけではない。

ただ、アップルは市場シェアでサムスンを打ち負かす必要はない。重要なのは販売額と利益だ。グリーソンは「彼らにとって成功の判断基準は量ではなく金額です」と言う。

新型iPhoneにたくさんの特別な機能が加わる可能性は低い。スマートフォンはどのメーカーの製品も似たり寄ったりになってきており、最新モデルはたいていがデュアルレンズの背面カメラと指紋センサーを搭載し、顔認証でロック解除ができる。

もちろんアップルだけの特典はある。iOSに始まり、App Store、Apple Music、iCloudといったサーヴィスや、Apple WatchやiPadなどほかのアップル製品とのスムーズな連携もiPhoneならではだ。アナリストのマーク・ロゴウスキーは「これだけ多種多様なデヴァイスで統一された使い心地を提供できる企業は、アップル以外にはありません」と話す。また、安全性や個人情報の扱いといったことでも、iPhoneはAndroid端末全般と比べて問題が見つかることが少ない。

それでも、最終的には熱狂的なファンと技術革新というところに話が戻ってくる。「ロイヤリティの高さは大きな強みです」と、ジャレットは言う。

一方で重要なのは、常に最先端を突き進むことだ。「さもなければ、若い世代はアップルではなく別のブランドを選ぶようになるかもしれません。これは将来的な転落につながります」

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