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新型iPhoneも「超高額」になるが、それでも誰もが購入する

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ユーザーを囲い込む強固なエコシステムの存在

顧客を囲い込む点において、同社のエコシステムは重要だ。アップル製品のファンは、このエコシステムがあるからこそiPhoneを高く評価し、どれだけ高くてもアップルの言い値を払ってくれる。また、ブランドへの強い忠誠心も、アップル以外の製品への乗り換えを防ぐうえで役立っている。iPhoneより安い選択肢はあるが、アップルのロゴがなければ問題にはならないというわけだ。

デジタル・サーヴィス・デザイナーでiPhoneを愛用するドミニク・ウィンザーは、「iPhoneには本能にアピールしてくるものがあります」と言う。「ブランドとは、結局は自己表現のひとつです。自分が何者であり、現実世界でどのように生きていきたいかを説明するためのツールなのです。ライフスタイルを示すもので、同時に憧れでもあります」

アップルはハードとソフトとサーヴィスという3つの要素を完璧に組み合わせることで、特別なだけでなく、利益率を伴ったユーザー体験を創出している。アナリストのデディウは、「アップルは1970年代からずっと同じやり方でやってきています」と指摘する。例えば、Macは初代が発売されてから34年経ったいまでも、平均的なパソコンの約5倍の価格で売られている。

ロンドンに拠点を置くマット・ハムネットは、数年前に自身のコンサルティング会社を立ち上げた際にデルのノートパソコンを購入し、仕事はすべて「Microsoft Office 365」とグーグルのアプリケーションで乗り切ると決めた。ハムネットは「iPhoneだけは買うまいと思いました」と話す。

しかし、やがてスマートウォッチが欲しくなった。「Apple Watch」以外の製品を探すために「ものすごい時間」をかけたが、機能的に優れていてデザインも気に入るものは見つからなかったという。結局、Apple Watchを買い、その後に「iPad Pro」とiPhoneにも手を出した。すべてはアップルのエコシステムのせいだ。

アップルの呪縛から解き放ってくれるものがあるとすれば、それは自分の思い通りに機能してくれるスマートフォンとタブレットとスマートウォッチのセットだと、ハムネットは言う。ただいまのところ、アップル製品以外でそういうものを見かけたことはない。

デジタルマーケティング分野で働くマイケル・ジャレットも同じように感じている。ジャレットはMac、iPhone、iPadに加え、Apple TVももっており、いまさら別のOSに乗り換えることは考えられないという。「アップルのエコシステムにどっぷりはまっています。サムスンの最新モデルやグーグルのスマートフォン『Pixel』も触ったことはありますが、OSが自分に合わないと感じました。アップルがすごいのはOSのためだと思います」

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