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地球温暖化で自殺やうつ病が世界的に増加する 研究結果

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国際的に高まる危機

こうした現象は、「エコロジカル・グリーフ(生態学的な悲嘆)」として知られている。地球が温暖化するにつれて失われていく生態系や生物種、生活様式などについて悲嘆することだ。

ただし、苦しんでいるのはイヌイットだけではない。地球上で海面が上昇し、嵐が激しくなり、気温が高くなるにつれて、精神衛生上の危機は国際的に高まっている。

米ウースター大学の心理学者で、気候変動と精神衛生に関する詳細な報告書[PDFファイル]の執筆者のひとりであるスーザン・クレイトンは次のように話す。「うつ病や不安、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、薬物乱用、家庭内暴力などのすべてが、自然災害のあとで増加する傾向があります。自然災害が増えるにつれて、このような精神衛生への影響も増えると予想されます」

例えば、2005年に米国南東部を襲った「ハリケーン・カトリーナ」のあとで生存者に対して行われたサンプル調査によると、6人に1人がPTSDの基準を満たしていると判明した。自殺および希死念慮の割合は倍増した。そして、特に避難している人々においては、こうしたメンタルヘルスの問題が身体的な健康に密接に関連する可能性があり、弊害がさらに大きくなるのだ。

月平均気温が上がると「自殺率もアップ」

ウィスコンシン大学グローバルヘルス研究所のディレクターであるジョナサン・パッツは、「人々が各地に移動すると、もともとその地に住んでいる人々には免疫がない病気も一緒に運ばれる可能性があります。逆に、移動先の新しい場所の病気に対して、人々が免疫を持っていない可能性もあるのです」と指摘する。

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