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TwitterやFacebookは、もはや政治的な「中立」ではあり得ない

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TwitterやFacebookは、もはや政治的な「中立」ではあり得ない

その個人情報はLinkedInに公開されているものを利用したり、Twitterボットを使って集めたりした。だがラヴィーンの計画は、「ドキシング」活動であるとして禁止させられたのだ。ドキシング(晒し)とは、本人が望まないのに個人情報をシェアすることを意味する。

2つ目は、左翼系ジャーナリスト組織の「Splinter(スプリンター)」が、大統領上級顧問で移民政策強硬派のスティーヴン・ミラーの携帯電話の番号を入手して公開した件だ。Twitterの管理者はすぐにこのジャーナリスト組織のTwitterを凍結し、「Twitter監獄」に送った。この組織のTwitterをシェアし、リツイートを送った者のアカウントも凍結させられたのだ。

ほどなく管理者の対応はエスカレートして、スプリンターにリンクを貼ったユーザーのアカウントも凍結した。これはテロリストのプロパガンダをブロックするときに使われる方法だ。最後には、この凍結に言及しただけのユーザーのアカウントまでもが凍結された。

皮肉なのは、暴力的な白人至上主義で以前にTwitterから追放されたオルタナ右翼[編注:既存の右翼を否定し、白人至上主義、反フェミニズム、反イスラムを標榜する]が戻ってきて、しばらくTwitterを利用したことだ。彼らはこの時間を使って、ルールを破ったユーザーを見つけ出し、管理者に報告する手伝いをした。

両件とも、親子を引き離すトランプ政権に反対する数百万人の力強い戦いに大きな影響を与えるまでには至らなかった。だが、シリコンヴァレーが政治的な役割を担いつつあると見ている者にとっては、とても大きな出来事だったといえる。

なぜなら、インターネット初期のカルチャーである進歩的で自由な言論のためのサーヴィスとして生まれたTwitterが、左翼の活動家を妨害するためにその力を使ったからだ。21世紀版の強制収容所に抗議する活動に対して、この力が振るわれたのはさらなる衝撃だった。

Twitterや同様のサーヴィスの創始者は、「プラットフォームの管理者は公平な観察者だ」と主張するが、実際にそれが真実であったことはない。シリコンヴァレーの巨人たちによる小さなクラブは、急速に政治的な力を蓄えている。プラットフォーム上のコンテンツに関する彼らのどんな決断でも(決断しないという決断も含めて)、はっきりとした社会的影響を及ぼすのだ。

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