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重量100億トン超! 巨大氷山が崩れ落ちる瞬間をカメラがとらえた(動画あり)

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氷河はたいていの場合、人知れず粉々に砕け落ちてゆく。だが、ごくまれに研究者たちのカメラが、その壮大な出来事を収めることもある。ホランド自身がこうした瞬間をとらえることができたのは、これまでのキャリアでわずか3回だ(これまでに撮影できた最大の分離は、ドキュメンタリー映画『Chasing Ice』の制作時に撮られたもので、氷河の観察を開始して17日目のことだった)。

「カメラを持って現場で2週間待っていても、氷河は何の動きも見せないこともあります」と、デニス・ホランドは言う。デニスはデイヴィッドの妻で、ニューヨーク大学の環境流体力学研究所と、ニューヨーク大学アブダビ校のグローバル海面変動センターのロジスティックス・コーディネーターを務めている。

計り知れない複雑な仕組み

こういった記録映像は、氷河が分離する仕組みと理由を理解してモデル化するためには不可欠だ。上の動画をよく観て欲しい。まずは、ヘルハイム・グレイシャーのメインの部分から、巨大な「卓状氷山」が離れ始める。そのすぐ後に、「ピナクル型氷山」という別の種類の氷山が、カメラの右側のほうで分離していくのが見える。

卓状氷山は、パンケーキのような形状だ。大きくて平坦で、比較的安定感のあるかたちをしている。しかしピナクル型氷山は、スライスしたパンのような縦横比である。背が高くてスリムで、すぐにでも横になりたいというように、下のほうから氷山を離れるとすぐさま、海のなかへ滑るように沈み込んでいく。

何枚ものピナクル型氷山が、順番に氷河からはがれていく。これにより、卓状氷山がフィヨルドのずっと遠くへと追いやられ、小さな塊へと分割されていく。「トランプでつくった家のようです。1枚が倒れると、残りのトランプも1枚ずつ倒れていきます。完全なカオスです」とデイヴィッドは述べる。

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