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IBMの新しい人工知能は、人間を「論破」する能力を身につけた

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IBMの新しい人工知能は、人間を「論破」する能力を身につけた

 IBMの人工知能(AI)とイスラエルのディベートチャンピオンが、ディベートで対決した。AIは完璧ではないがジョークを交えて安定したパフォーマンスを発揮し、対戦相手である人間より多く聴衆の心をつかんで連勝した。この結果から見えてきたのは、AIが将来的に生活のさまざまなシーンに深く入り込んでくる可能性だ。

TEXT BY TOM SIMONITE

TRANSLATION BY TAKU SATO/GALILEO

IBMの人工知能(AI)「プロジェクト・ディベーター」と、イスラエルの2016年度のディベートチャンピオンであるダン・ザフリルが6月18日(米国時間)にディベートで対決した。PHOTOGRAPH COURTESY OF IBM/TED CHIN IBMの人工知能(AI)「プロジェクト・ディベーター」と、イスラエルの2016年度のディベートチャンピオンであるダン・ザフリルが6月18日(米国時間)にディベートで対決した。PHOTOGRAPH COURTESY OF IBM/TED CHIN

サンフランシスコで6月18日(米国時間)に開催されたイヴェントで、IBMの人工知能(AI)は「テクノロジーとの戦いは、人間の創造力との戦いです」と言い放った。

この発言をしたのは、「Project Debater(プロジェクト・ディベーター)」と名付けられたソフトウェアである。イスラエルの2016年度のディベートチャンピオンであるダン・ザフリルと「遠隔医療の価値」というテーマでディベートを行なっていた際のものだが、発言の内容は未来の技術それ自身についても当てはまるかもしれない。

話し言葉と書き言葉を解析できるソフトウェアは、天気予報を伝える以上のことができるまでに進化してきている。会話や議論をするAIと一緒に暮らす準備ができていない人もいるだろう。だがテック企業は、すでにこうしたAIの使い道を見つけようと取り組んでいる。

IBMが行った「プロジェクト・ディベーター」のデモだけではない。グーグルは5月に「Google Duplex(デュプレックス)」と呼ばれるAIボットのデモを行い、AIが電話でレストランや美容院を予約する[日本語版記事]様子を披露している。

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