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太陽系に未知の惑星「プラネット・ナイン」が存在する? 相次いで公表された“証拠”の真偽

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データを予言する理論

ガルデスと研究仲間らは、「Dark Energy Survey(DES)」というプロジェクトから得たデータによって、この新たな天体を発見した。DESは太陽系の次元をはるかに超えた範囲を調査することで、加速しつつある宇宙の膨張を探ろうとしている。

ほとんどの天体の軌道は太陽系の領域内にとどまっていることから、太陽系内部の天体を見つけようとするのであれば、これは通常なら考えられない方法だ。

しかしそれこそが、この新たに発見された天体の特殊性だったのである。軌道が太陽系の領域に対して54度傾いていたのだ。ゲルデスには予想外の発見だった。しかしバティギンとブラウンはこれを予測していた。

2年前、プラネット・ナインの存在を裏づける根拠として、バティギンとブラウンは「カイパーベルト天体」と呼ばれる天体の一群が描く特殊な軌道を示した。この小さな天体群は外側に向かい、太陽系と同じ象限の方向へと軌道を描く。

この現象が偶然起きたとは極めて考えにくい。バティギンとブラウンは、9番目の惑星がこの小宇宙を奇妙な軌道へと導いているに違いないと主張した。

さらにバティギンとブラウンは、時の経過とともにプラネット・ナインの重力がカイパーベルト天体を現在の領域から押し出し、さらに高い位置の軌道へ移動させるだろうと予測した。

すでに複数の天文学者が、太陽系と垂直に太陽の周りを動く奇妙な天体群を発見している。だがそれでも、このふたつの天体群の間を移行する天体を発見した人間はいない。「このような軌道は、本来とても説明がつかないはずです。プラネット・ナインが存在すると考えるしかないのです。そして実際、わたしたちが予測していた通りになっています」と、ブラウンは語る。

バティギンは、新たに見つかった天体が彼らのモデルにぴったり符合し、まるで彼らのシミュレーションにおけるデータのひとつのようにすら見えると言う。「優れた理論はデータを再現します。しかし、偉大な理論は新しいデータを予言するのです」

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