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ハチにQRコードをつけたら「コロニーの神秘」が明らかに

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 QRコードに商品管理だけではない有益な使い道が登場した。ハチの背中に貼りつけ、行動を解明するというものだ。カメラが数百匹の個体の動きを自動で記録し、研究者は細かく記録する必要がない。研究からは、働きバチが命令されることなく役割を分担できるメカニズムなど、ハチたちの神秘が明らかになった。

ハチにQRコード
ハチにQRコード

研究者たちは、小さなQRコードをマルハナバチに貼りつけて、その動きを記録した。PHOTOGRAPH COURTESY OF JAMES CRALL/HARVARD UNIVERSITY

まず、マルハナバチを特殊な吸入器で捕獲する。次にハチを冷蔵庫に入れ、動けなくなるまで凍えさせる。最後にハチを取り出し、その背中に簡略化された超小型QRコードを瞬間接着剤で貼りつける--。遊んでいるわけではない。QRコードこそが、昆虫学者たちが手にした秘密兵器なのだ。

これまで、研究者はハチのコロニーをのぞき込み、個々のハチの動きを事細かに記録してきた。しかし、「BEEtag」と呼ばれるこのシステムを使えば、カメラが昼夜を問わず数百匹のハチの動きを自動で記録し、それぞれの性格や個体間のやりとりを明らかにしてくれる。もちろん、ハチたちが冷蔵庫での“冬眠”から目覚めたあとの話だ。

『Nature Communications』誌に2018年4月3日付で掲載された論文で、複数の大学の共同研究グループは、幼虫への餌やりから巣の換気までのすべてを担う働きバチが、仕事を切り替えるタイミングをどのように認識しているかに着目した。具体的には、前任の食料調達係が死んだとき、別の個体はどのようにそれを認識し、役割を交代するのかを調べる研究だ。

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